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映画『美男ペコパンと悪魔』で映画初主演。一人二役を演じた阿久津仁愛のオフィシャルインタビューが到着

text by 編集部

『レ・ミゼラブル』などで知られる文豪ヴィクトル・ユーゴーの唯一無二の世界観を、日本の新進気鋭のアーティストと最新技術を駆使したCGクリエイターチームが協力して忠実に実現した映画『美男ペコパン』が6月2日より公開される。この度、主演を務めた阿久津仁愛のオフィシャルインタビューが届いた。

ユーゴー原作のアクション/ダーク・ファンタジー映画

Ⓒ2023映画美男ペコパンと悪魔製作委員会ヴィクトル=マリーユーゴー著

『レ・ミゼラブル』などで知られる文豪ヴィクトル・ユーゴーの唯一無二の世界観を、日本の新進気鋭のアーティストと最新技術を駆使したCGクリエイターチームが協力して忠実に実現した映画『美男ペコパン』。

高校生の亜美は、交通事故に遭い昏睡状態になった交際中の隼人の鞄に入っていたヴィクトル・ユーゴー著の『美男ペコパンと悪魔』を手に取り、隼人が眠るベッドの傍らで読み始める。婚約者の待つ城へ戻るために、異世界を冒険する主人公のペコパンの前に次々と現れるクリーチャーたち。現代の日本と中世のヨーロッパ大陸がシンクロしながら、倒すか、倒されるか、手に汗握る決死の闘いが始まる。

舞台版『ミュージカル・テニスの王子様』3rdシーズンで主人公・越前リョーマ役を4年に渡って務めた阿久津仁愛がペコパン/隼人役を、AKB48の下尾みうがボールドゥール/亜美役をそれぞれ一人二役演じ、映画初主演を飾っている。

横浜国際映画祭にてワールドプレミアを飾った本作は、6月2日(金)よりシネ・リーブル池袋、シネ・リーブル梅田ほかにて全国順次公開が決定。

阿久津仁愛オフィシャルインタビュー

・ 本作で映画初主演です。オファーが来ていかがでしたか?

「お話をいただいた時、まずは「美男ペコパンと悪魔」というタイトルの印象が強かったです。資料に、CGのクリーチャーと戦うと書いてあったので、やることが多い作品になりそうというドキドキとワクワクで一杯でした。そして、その作品の主役をやらせていただけるということでとても嬉しかったです!」

・ 一人二役と聞いて、どう思いましたか?

「似た二人ではなく、全くの別人だったので、一つの作品で二役できるという新鮮な気持ちでお芝居をしようと思いました。ペコパンのシーンは狩りだとか一人で立ち向かっていくシーンが多かったですが、隼人のシーンは(下尾)みうちゃんと楽しくおしゃべりしながら撮影に臨めました。どちらも自分のビジュアルの変化もありますし、楽しんで撮影をさせていただきました」

・ 脚本を読んで映画全体に関してはどう思われましたか?

「素敵なお話だなと思ったのと、アクションシーンはどう撮るのかな、どういう場所で撮るのかなと撮影がとても楽しみでした。事故に遭うなどシリアスなシーンもあるんですけれど、現代のパートが入ることで、(物語が現代と本の中を)行ったり来たりとするのも面白いところですし、(『美男ペコパンと悪魔』の本を)読んでいる亜美がリアクションするというのも面白いなと思いました」

・ ペコパン役、隼人役を演じるにあたり、それぞれ何を大事に演じましたか?

「ペコパンに関しては、かっこよく、逞しく、強く、ボールドゥールのために困難を乗り越えていくというところを軸に役作りをしました。そこまで自分の感情を曝け出さずに、心の中で思っているというところを大事に演じました。

隼人は等身大の高校生なので、友達とも遊んだり、亜美と喧嘩をしながら、“青春を過ごしている”いう風に映ったらいいなと思いました。学校のシーンがあったらより学生っぽい雰囲気が出るんですけれど、学校のシーンがなかったのが難しかったです。

会話のシーンは、今の若い子たちはこういう感じじゃないかなと探りながらやりました」

・ デートシーンで色々なところに行ったと思いますが、デートで行けるなら行きたいと思ったところはありますか?本屋とか、画になるところでしたが。

「本屋だとしゃべれないですが、初デートなら、そこまで喋らなくても、本があることによって時間を共有できていいかもしれないですね。何回もデートしていたら、並んでいる時にコミュニケーションが取れるテーマパークとかに行ってみたいです」

・ 本作の見どころはどこだと思いますか?

「見どころは全部です。壮大なロケーションと、アクションと、乗馬と、そして現代パートの隼人のお母さんと亜美との掛け合いだとか含めて、盛りだくさんだと思います。ニムロデと戦うところのアクションはすごく頑張ったので、注目して観てほしいです」

・ 読者にメッセージをお願いします。

「初めての主演映画で二役をやらせていただいて、乗馬もアクションの殺陣も初めて本格的に体験させていただきました。自分の最善を尽くして撮影に臨むことができたので、『美男ペコパンと悪魔』の世界に入り込んで観ていただけたら嬉しいです。

CGもとてもすごいので、ぜひ劇場で迫力と臨場感のあるアクションシーンを体感していただきたいです」

【阿久津仁愛 Nichika Akutsu プロフィール】

2000年12月23日生まれ。栃木県出身。15年「第27回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」準グランプリ受賞。俳優デビュー後、16年から4年に渡り、ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズンで主人公・越前リョーマ役を担当。

「俺のスカート、どこ行った?」「マイルノビッチ」「未来への10カウント」「アトムの童」などの話題のドラマに出演するほか、20年には「ツナガレラジオ~僕らの雨降Days~」で映画初出演を果たした。

【イントロダクション】

日本映画におけるCGの新たなる夜明け

『レ・ミゼラブル』、『ノートルダムの鐘』などで知られるフランスの文豪、ヴィクトル・ユーゴーのダーク・ファンタジー小説『美男ペコパンと悪魔』は幻想的かつ冒険的な内容のため
「映像化は不可能」と言われ、これほどまでにCG技術が発達した現在においても全世界で一度も映画化されたことは無かった。この不可能を可能にしたのがCMやテレビ番組のCGを数多く手掛けてきた松田圭太監督をはじめとした日本のCGアーティストたちだ。

婚約者の待つ城へ戻るために、異世界を冒険する主人公のペコパンの前に次々と現れるクリーチャーたち。現代の日本と中世のヨーロッパ大陸がシンクロしながら、倒すか、倒されるか、手に汗握る決死の闘いが最新技術を駆使した驚異のCGにより映像化される。

【新進気鋭のフィギュア・アーティストによる異形のクリーチャーたち】

ユーゴーがイメージした幻想の世界の住人達である、青銅の巨人「ニムロデ」、カブトムシ人間の「タレブ」「アイサブ」、バッタ人間の「グオグオ」、森の番人「大鹿」などの異形のクリーチャーのデザインを担当したのは、中国を拠点に世界を股に掛け活躍中のサゼン・リー、 オスカー監督のギレルモ・デル・トロから作品を絶賛された米山啓介、 カプセルトイ「空想生物図鑑」が人気のムラマツアユミ。新進気鋭のフィギュア・アーティストが集結し、ダーク・ファンタジーの世界を見事に具現化している。

また、「ニムロデ」(米山啓介)、「タレブ」「アイサブ」(共にサゼン・リー)、「大鹿」(ムラマツアユミ)の各ガレージキットが公式サイトにて限定販売されている。

【2.5次元のプリンスと演技派アイドルのプリンセスが夢の共演】

ミュージカル「テニスの王子様」3rdシーズンでは主人公・越前リョーマ役を演じ、以降舞台・ドラマで活躍中の阿久津仁愛がペコパン/青木隼人役で、AKB48の下尾みうがボールドゥール/太田亜美役で、それぞれ一人二役を務める。

「劇団☆新感線」の吉田メタルが悪魔アスモデを強烈な個性で演じているほか、22年の初主演映画『リ、ライト』が記憶に新しい梅宮万紗子、往年のバイ・プレイヤーとして現在も活躍中の岡崎二朗、堀田眞三といった中堅、ベテランの共演陣が若い二人を盛り立てる。

物語は、中世ヨーロッパ大陸を舞台とした原作の世界のアクション/ダーク・ファンタジーと、今回新たに書きおろした現代日本を舞台とした高校生のラブストーリーとが並行して進行。現代世界との二層構造となることで、 現代の観客が、劇中で 「美男ペコパンと悪魔」を読む亜美と一緒に中世ヨーロッパを舞台としたダーク・ファンタジーの世界に入っていける構成となっている。

観る者にとって『自分にとってのボールドゥールは誰か』、『自分にとってのペコパンとは誰か』を見つめ直すきっかけとなるはず。

【あらすじ】

狩りの名手でもあるゾンネック城主のペコパンはファルケンブルグ城主の娘、ボールドゥールと婚約する。婚礼を3日後に控えた日、ペコパンは狩りに出るのだが、その狩りの腕前が宮中伯に認められ、どんどんと出世をしていつしか世界中を旅することに。

婚礼のためボールドゥールの待つ城へ一刻も早く戻らねばならぬペコペンは、その意とは真逆にどんどんと城から遠ざかっていく。襲いかかる異形のクリーチャーたちと対峙して途方に暮れている時、悪魔アスモデからある条件を飲むことですぐに城へ戻してやろうと持ち掛けられる。

愛するボールドゥールとの再会のために条件を飲むペコパン。アスモデの申し出は天使の囁きなのか? それとも悪魔の囁き?

【作品情報】

阿久津仁愛 下尾みう
梅宮万紗子 遠藤健慎 橘ふみ 梅村実礼 井阪郁巳 逢澤み
ちる 桝田幸希 希志真ロイ 佐藤考哲
岡崎二朗 堀田眞三 / 吉田メタル
企画・製作総指揮:堀江圭馬 監督・脚本・編集・VFX:松田圭太 原作:ヴィ
クトル=マリー・ユーゴー「美男ペコパンと悪魔」(翻訳:井上裕子)
プロデューサー:梅村 安、嶋田 豪 クリーチャーデザイン:SAZEN LEE、米
山啓介、ムラマツアユミ
Coプロデューサー:西前俊典、小林智浩/ラインプロデューサー:藤田真一/撮影:今井哲
郎/照明:月岡知和/美術:菊地実幸/録音:弥栄裕樹/アクション監督:小原 剛
特殊メイク・造形:梅沢壮一/持ち道具:重田沙織/キャスティング:瀧水和生、長谷部成彦
/制作担当:白内雄大/助監督:山口雄也/主題歌:けいちゃん「シンフォニア」
(TOKUMA JAPAN COMMUNICATIONS)
配給プロデューサー:佐藤嘉一/宣伝プロデューサー:植田繁/WEB 制作:工藤勇生、松浦
倫実/制作協力:アーティット/制作:アイエス・フィールド、カラビナ/製作:株式会社ラ
ーテルハート
2023 年/日本/カラー/シネマスコープサイズ/5.1ch/99 分 配給・宣伝:アイエス・フィールド
C2023 映画「美男ペコパンと悪魔」製作委員会(ヴィクトル=マリー・ユーゴー著)
公式サイト

6月2日(金)よりシネ・リーブル池袋、シネ・リーブル梅田ほか全国順次公開

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