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主演・花瀬琴音が涙…。 映画『遠いところ』映画の舞台・撮影地“沖縄”に監督&キャストが凱旋。舞台挨拶レポート

text by 編集部

映画『遠いところ』は、6月9日(金)に沖縄先行上映がスタートし、7月7日(金)より全国公開される。沖縄市内の劇場でで6月9日と10日の両日、公開記念舞台挨拶が行われ、キャストと監督が登壇。今回その舞台挨拶の様子と、いち早く鑑賞した観客からのコメントが到着した。

これは“映画”ではなく“現実”。
次世代に残してはいけない問題がここにある

沖縄のコザを舞台に、幼い息子と夫との3人暮らしをする17歳のアオイ(花瀬琴音)が社会の過酷な現実に直面する姿を描き、第56回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭 [クリスタル・グローブ・コンペティション部門]に出品、Variety誌が“貧困にあえぐ日本の性差別を、痛烈に告発する。溝口健二的な現代悲劇”と激賞した映画『遠いところ』は、6月9日(金)に沖縄先行上映がいよいよスタート、7月7日(金)より全国公開となります。

主人公アオイを演じるのは、昨年『すずめの戸締まり』への出演で話題を呼び、本作が映画初主演となる花瀬琴音。東京出身の彼女が、撮影の1ヶ月前から現地で生活し、“沖縄で生まれ育った若者”アオイを体現する。

監督は、長編デビュー作『アイムクレイジー』(19)で、第22回富川国際ファンタスティック映画祭NETPAC賞(最優秀アジア映画賞)に輝いた工藤将亮。長編3作目のオリジナル作品『遠いところ』は、2018年から 4年にわたり沖縄で取材を重ね脚本を執筆、全編沖縄での撮影を敢行した。

日本公開に先立ち、第56回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭で最高賞を競うコンペティション部門に日本映画として10年ぶりに正式出品、約8分間のスタンディング・オベーションを受けた。

さらに第23回東京フィルメックス[コンペティション部門 観客賞受賞]、第44回カイロ国際映画祭 [インターナショナル・パノラマ部門]、第53回インド国際映画祭(ゴア)[シネマ・オブ・ザ・ワールド部門]、ヨハネスブルグ映画祭など、海外映画祭で高く評価されている。

7月7日(金)からの全国公開に先駆け、『遠いところ』の舞台である沖縄で6月9日より先行公開され、那覇市、北谷町、沖縄市の上映館で6月9日と10日の両日、公開記念舞台挨拶が行われた。

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