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観客からも絶賛と感動の声

いち早く作品を鑑賞した観客からは、「苦しくて 悲しくて 愛おしくて かける言葉 かけない無視 無恥を跳ね除けたい 知ることの大切さ みんな是非観て。」

「近くにこーゆー状況の人がいない。私には関係ない。ではすまされない。今を生きる大人の1人として知る必要がある映画だと思いました。これは今を生きる大人の責任であり、沖縄だけの問題ではない。」

「今まで、なんとなく目を背けて来た沖縄の現実を映画を通して、目の当たりにし、衝撃を受けました。」

「辛い辛い内容でしたが現実であり、これを見て泣くこと自体が他人事として捉えてるような気持ちになりました。泣くのではなく、目を背けたくなる気持ち。私達が自分事として考えなくてはいけない大きな課題だと感じています」という感想も公式HPに届いている。

『遠いところ』が描くのは沖縄の局地的な社会問題ではなく、日本中のどこでも今まさに起こっている問題であり、今を生きる誰にも関りのある課題である。映画『遠いところ』は、沖縄の先行上映の後、7月7日(金)より全国公開となる。

【ストーリー】

沖縄県・コザ。17歳のアオイは、夫のマサヤと幼い息子の健吾(ケンゴ)と3人で暮らし。
おばぁに健吾を預け、生活のため友達の海音(ミオ)と朝までキャバクラで働くアオイだったが、建築現場で働いていた夫のマサヤは不満を漏らし仕事を辞め、アオイの収入だけの生活は益々苦しくなっていく。マサヤは新たな仕事を探そうともせず、いつしかアオイへ暴力を振るうようになっていた。そんな中、キャバクラにガサ入れが入り、アオイは店で働けなくなる。

悪いことは重なり、マサヤが僅かな貯金を持ち出し、姿を消してしまう。仕方なく義母の由紀恵(ユキエ)の家で暮らし始め、昼間の仕事を探すアオイだったがうまくいかず、さらにマサヤが暴力事件を起こし逮捕されたと連絡が入り、多額の被害者への示談金が必要になる。切羽詰まったアオイは、キャバクラの店長からある仕事の誘いを受ける…。

【作品女方】

キャスト:花瀬 琴音
石田夢実、佐久間祥朗、長谷川月起/松岡依都美
スタッフ:監督・脚本:工藤 将亮
エグゼクティブプロデューサー:古賀 俊輔 プロデューサー:キタガワ ユウキ アソシエイトプロデューサー:仲宗根 久乃
キャスティング:五藤 一泰 撮影:杉村 高之 照明:野村 直樹 サウンドデザイン:木原広滋、伊藤 裕規
音楽:茂野 雅道 美術:小林 蘭 共同脚本:鈴木 茉美
主題歌:“Thanks” by 唾奇
製作:Allen、ザフール
公式サイト
公式Twitter  afarshore_jp
配給ラビットハウス

『遠いところ』 7月7日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷他全国順次ロードショー。沖縄先行公開中

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