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「娘にはバレたくない」AV監督望月六郎の自伝的映画『スキンレスナイト デジタルレストア版』公開決定&メインビジュアル解禁

text by 編集部

AVやピンク映画を手がけ、映画『鬼火』映画『恋極道』などで知られる望月六郎の自伝的作品であり、一般映画監督デビューを果たした映画『スキンレスナイト』。本作がデジタルレストアされ、9月16日より劇場公開されることが決定した。公開に先立ち、衝撃的なポスタービジュアルと望月六郎監督、城定秀夫監督からのコメントを解禁する。

「娘にはバレたくない」仲睦まじい家族写真にボンテージ姿の女性
衝撃的なポスタービジュアル&コメント解禁

ベルリン国際映画祭、東京国際映画祭などで絶賛された映画『スキンレスナイト』。家族を養うため、AV制作会社を経営する男が、ある日自身が学生時代に撮影した未完の8mm映画を発見したことをきっかけに「あの頃の自分に戻ってみたい」という衝動に駆られていく日々を描いた、“中年男の青春映画”である。

主人公の加山陸郎を演じるのは映画監督の石川欣。その妻を八神康子が演じ、また、桂木文、佐藤正弘、宮下順子、河原さぶといった個性的な共演陣が脇を固める。

【STORY】

加山睦郎(石川欣)はかつてピンク映画を撮っていたが、今は妻の千恵(八神康子)と幼い娘を養うため小さなAV製作会社を経営している。

刺激ばかりを求められるAV業界に肌が合わなくなってきていた矢先、睦郎は学生時代に撮影した未完の8mm映画を偶然発見する。

そして「また自分で映画を撮りたい。あの頃の自分に戻ってみたい」という衝動に駆られる。学生時代に憧れていて、今はすでに結婚している神保依子(桂木文)が住む家の裏にアパートを借りて、睦郎は再会を果たした。

過去の自分が抱いた夢と、日々のAVの仕事の間で揺れ動くある日、睦郎が十日も会社を空けて行方不明になる。

『スキンレスナイト』望月六郎監督

「コンドームのない夜」…そんな命名だったが、“skinless”には文字通り「皮膚が剥けた」=「ヒリヒリした」そんな意味があるとベルリン映画祭で知りました。30年ぶりの再上映、最初の試写会が迫ると10日間程いつもと全く違う夢を見てうなされました。自叙伝的映画…でもフィクションです。嘘ばっかりです。許してください。

城定秀夫(映画監督)

30年ぶりに観たのですが、あまりに自分の人生と重なる部分が多く、ぼろ泣きしてしまいました。
画面の中ではアウトローなんて聞こえのいい言葉では括ることのできない、泥臭く、くたびれた男たちが、静かに、猥雑に、もの悲しく生きていて、これこそが僕の知っている青春そのものだと思いました。
ちっともキラキラしていない青春映画の大傑作です!

『スキンレスナイト ―デジタルレストア版―』9月16日より
新宿K’s cinema ほか全国順次公開

映画『スキンレスナイト』
映画スキンレスナイト

監督:望月六郎
企画:森川 圭 脚本:斉藤水丸 望月六郎 撮影:遠藤政史 音楽:小林 輝 プロデューサー:山崎虎之介
製作:イースタッフユニオン
出演:石川欣、八神康子、桂木文、佐藤正弘、宮下順子、河原さぶ、村松利史、趙方豪、小沢奈美、冴島奈緒、鮎
川真理
ベルリン国際映画祭正式出品/バンクーバー国際映画祭正式出品/東京国際映画祭正式出品
ロンドン映画祭正式出品/ストックホルム国際映画祭正式出品/シアトル国際映画祭正式出品

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