衝撃すぎる”ボツ設定”とは? 映画『となりのトトロ』徹底考察。なぜ都市伝説が量産? 「国民的アニメ」となった背景は?
© 1988 Studio Ghibli
となりのトトロ
第3回AVA国際映像ソフトフェア ビデオ部門アニメビデオ賞
第12回山路ふみ子映画賞 映画賞
第13回報知映画賞 監督賞
1988年度キネマ旬報ベストテン 日本映画ベストテン第1位、読者選出日本映画ベストテン第1位、読者選出日本映画監督賞
1988年度毎日映画コンクール 日本映画大賞、大藤信郎賞
第29回優秀映画鑑賞会会員選出ベストテン 日本映画第4位
第31回ブルーリボン賞 特別賞
日本映画ペンクラブ1988年度ベスト5 邦画部門第2位
1988年度第24回映画芸術ベストテン 日本映画第1位
第6回日本アニメ大賞・アトム賞 最優秀作品賞、脚本部門最優秀賞、美術部門最優秀賞、主題歌部門最優秀賞
昭和63年度(第39回)芸術選奨文部大臣賞
第20回星雲賞メディア部門
芸術選奨芸術作品賞
文化庁優秀映画製作奨励金交付作品
昭和63年度厚生省・中央児童福祉審議会特別推薦
シティロード読者選出ベストテン'88 ベストシネマ邦画第1位、ベスト監督第3位
1988年度シネフロント・ベストテン 日本映画ベストテン第1位
1988年度全国映連賞 作品賞、監督賞
- 演出:
- 18点
- 脚本:
- 16点
- 配役:
- 17点
- 映像:
- 17点
- 音響:
- 18点
映画『となりのトトロ』をあらすじ(ネタバレあり)、演出、脚本、配役、映像、音楽の視点で深掘り解説。サツキとメイの姉妹と謎の生き物・トトロの交流を描く宮崎駿の最高傑作。数々の都市伝説をもつこの映画の真の魅力、そして結末を多角的な視点で明らかにする。<あらすじ キャスト 登場人物 解説 考察 評価 レビュー>
となりのトトロ あらすじ
昭和30年代・初夏。小学生のサツキと幼い妹のメイは父に連れられ、病気の母が入院している七国山病院の近くのボロい一軒家へ引っ越してきた。森に囲まれている家に大はしゃぎの姉妹は、そこら中走り回り、家の中を探索していると、手のひらサイズの真っ黒いかたまりがたくさん住み着いているのを発見する。
慌てて父に報告すると、それは古い家に住み着く「まっくろくろすけ」だと教わる。その後、引越しの手伝いにきた隣のおばあちゃんと荷解きの作業をしていると、孫のカンタが差し入れを持ってやってきて「やーい、お前んち、お化け屋敷ー!」とからかった。
新しい生活にも慣れ始めた6月、小学校が田植え休みに入ると、父とサツキとメイは入院している母のお見舞いに出かけた。新しい家にお化けが出ることを母に話すと、母は「早く退院しておばけに会いたい」と告げ、サツキとメイは、母がおばけ嫌いではないことに安心する。
ある日、サツキが学校へ行き父が家で仕事をしている途中、庭で遊んでいたメイがどんぐりを拾っていると、全身を体毛で覆われてた小さくて白い生き物を見つける。追いかけるメイだったが、狭い隙間に入り込んだ白い生き物を見失ってしまう。すると今度は白い生き物と、それより一回り大きな青い毛に覆われた生き物が出てくるのを発見する…。