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キキの魔法は「血で飛ぶ」その意味は? 映画『魔女の宅急便』徹底考察。宮崎駿が込めた真のメッセージとは? 舞台と楽曲も解説

text by 編集部
© 1989 角野栄子・Studio Ghibli・N

© 1989 角野栄子・Studio Ghibli・N

魔女の宅急便

3.5
原題:
製作年:
1989年(日本)
監督:
宮崎駿
脚本:
宮崎駿
撮影:
杉村重郎
音楽:
久石譲
配給:
東映
上映時間:
102分
出演:
高山みなみ, 佐久間レイ, 戸田恵子, 山口勝平, 信沢三恵子, 関弘子, 加藤治子, 三浦浩一

日本アカデミー賞 話題賞 作品部門
日本アカデミー賞 特別賞
毎日映画コンクール アニメーション映画賞

演出:
15点
脚本:
14点
配役:
14点
映像:
16点
音響:
17点

ジブリ映画『魔女の宅急便』をあらすじ(ネタバレあり)、演出、脚本、配役、映像、音楽の項目で徹底解説。“上京少女のリアル”上京したことがある人なら誰でもあるあるな物語?魔法の真の意味とは? キキ役とウルスラ役は同じ声優だった!真の評価を多角的な視点で明らかにする。<あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー>

映画『魔女の宅急便』のあらすじ

『魔女の宅急便』修業へと旅立つシーン
魔女の宅急便修業へと旅立つシーン© 1989 角野栄子Studio GhibliN

魔女の血を受け継ぐ、13歳の女の子・キキ。「魔女は13歳になるとよその町で1年間修業をしなければならない」という古いしきたりにのっとり、満月の夜に黒猫のジジを連れて、旅立つのであった。

途中、嵐に見舞われたものの、立派な時計台がシンボルになっている海に囲まれた美しい街・コリコにたどり着く。

さっそく街に降り立ったキキだったが、都会の人のよそよそしさに戸惑う。そして田舎にはない二階建てバスと接触事故を起こしかけ、警官に補導されそうになってしまう。そこへ偶然居合わせた少年・トンボに助けられるも、魔女に興味津々で馴れ馴れしく話しかけてくるトンボに腹を立てて、その場から飛び去ってしまうのであった。

陽も暮れかけていた頃、キキはその夜に泊まる宿を探すも、なかなか見つからずに街を彷徨っていた。

意気消沈するキキだったが、「グーチョキパン店」というパン屋の前を通りかかったとき、店から身重のオソノが、お客さんの忘れ物を持って出てくるところだった。

オソノに代わってお客さんの忘れ物を届けてあげたことで、オソノに気に入られたキキは、彼女の家に居候させてもらえることになる。そこでキキは空を飛ぶ能力を活かして「魔女の宅急便」を開業するのだが…。

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