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吉岡里帆 、岡田将生ら豪華キャスト出演。ドラマ『にんげんこわい2』キービジュアル解禁。落語から生まれた5つのこわい物語

text by 編集部

蕎麦を食べる仕草や「饅頭こわい」など、おもしろおかしい話のイメージがある落語。しかし、実はこわい話の宝庫でもある。そんな「落語」の演目を原案とし、人間のさまざまな欲望が引き起こす怖い物語をオムニバス形式で描く、「にんげんこわい2」の各話のキービジュアル&オールキャスト、長尺のプロモーション動画を解禁する。

落語から生まれた、5つのこわい物語。
圧倒的映像美とオムニバス形式で描く

にんげんこわい2

この度、長尺のプロモーション映像を公開。各登場人物の思惑が垣間見え、どこか可笑しみのある世界観が堪能できる映像となっており、ぜひチェックしてほしい。

各話のストーリー

【第1話】「紙入れ」

紙入れ
紙入れ

得意先のおかみさん(吉田羊)のもとへ約束の品を届けに来た小間物屋の新吉(金子大地)は、偶然おかみさんと旦那(村上淳)の営みをのぞいてしまう。あくる日、再び商品を持ってきた新吉の懐に、手紙をそっと滑り込ませるおかみさん。そこには「明日の夜は旦那の帰りがないから、顔を見せにいらして」とある。翌晩、新吉は、旦那がくれた財布にその手紙を入れておかみさんを訪ねてしまうのだが……。

【第2話】 「品川心中(上)」

品川心中(上)
品川心中上

品川遊廓の看板花魁(おいらん)・お染(吉岡里帆)は、一番の売れっ子だったが、次第に客がつかなくなった。遊廓の祝い日のために金が必要だが、それも用意できない。恥をかきたくないお染は、店に出入りしている貸本屋の金蔵(井之脇海)に心中を持ち掛かける。独り者で貧乏な金蔵は心底お染に惚れていて、心中に誘うには好都合の相手。品川沖に身投げしようと桟橋までやってき来たものの、金蔵はやはりやめようとお染にすがり付く。

【第3話】 「品川心中(下)」

品川心中(下)
品川心中下

心中し損なった花魁(おいらん)・お染(吉岡里帆)は、何事もなかったかのように遊郭で客をとっている。一方、金蔵の身に起こったことを知った親方(岩松了)と弟分の二郎(吉村界人)は、冷酷なお染に仕返しして一泡吹かせてやろうと、品川遊廓へとの乗り込んでくるのだが……。

【第4話】 「鰍沢」

鰍沢
鰍沢

好奇心に任せて諸国を放浪している旅人(岡田将生)は、誘い込まれるように不思議な雰囲気の川を渡ってしまう。道に迷い、飲み水もなく旅人は力つき倒れ込む。やがて目が覚めるとそこは見知らぬ山小屋で、お熊(松本若菜)と名乗る女性がひとり。妖しい空気をまとうお熊は、旅人が江戸で出会った月の兎花魁(つきのとおいらん)によく似ている。思わず問い詰めてしまった旅人に、お熊は、温めた卵酒を勧めるのだった。

【第5話】 「権助提灯」

権助提灯
権助提灯

月明かりのない不気味な夜、商家に仕える飯炊きの権助(安田顕)は、提灯を持って若旦那(大鶴佐助)のお供をするように命じられる。妻・そよ(橋本マナミ)が心配して、若旦那にめかけ・りん(穂志もえか)の家へ行ってあげてと頼んだのだ。しかし、正妻の情けは受けたくないとりんは家に入れてくれない。仕方なく自宅へ戻ると、今度はそよもうちに入れてくれない。眠気に襲われる権助と、若旦那の長~い夜が幕を開ける。

【第6話】「笠碁」

笠碁
笠碁

近江屋の隠居(松重豊)と、相模屋の隠居(伊東四朗)は、碁を打っている間にいさかいになったらしい。ほかに碁を打つ相手のいない近江屋の隠居はひとりで碁を打って時間をつぶす。一方、相模屋の隠居は碁会所に出かけてみたものの、周りから煙たがられてしまう。外は雨、傘のない2人。ぬれそぼり、互いの家へ様子を見に行ってはすれ違う。いまいましい相手なのに、碁を打ちたい気持ちばかりが募る……。

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