「クランクアップ後は泣き崩れた」
難役を見事に演じ上げ、滲む達成感
―――ナディアたちの上司である永田役の小西貴大さんも良い味を出していました。
「本当に、そうですよね! 最後の最後で人間らしさを出すあのキャラクター像は最高です~。本当に悪い人や嫌な人は1人も登場しないという点もこの映画の見どころですよ」
―――笑いどころを持っていきました。
「そうなんです! この映画における永田のような役柄を、いつかやってみたくて」
―――ああ、それ、すごく観たいです! オチではコメディ-リリーフ的な坂巻さん。
「私、お笑い芸人さんがすごく好きで、憧れもあるんですよ! 最近では真空ジェシカさんが推しですね~」
―――アハハ!いつか、どこかで共演できるといいですね~。最後にこの映画への想いを今一度!
「“拓海”として“ナディア”に対して想いを伝えるという一連の流れは、本当に大変でしたちょっと気を抜くと、監督にはすぐに気付かれて、何カットも撮り直しましたし。だから、クランクアップした後は、素で泣き崩れましたね。心身共にやりきった作品ですので、自分でも劇場で客観的に観るのが楽しみです!」
(文・ZAKKY)
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