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主人公の父を演じたのは木村拓哉
珍しい父親役で新境地開拓

木村拓哉
木村拓哉Getty Images

眞人の父を演じたのは、ジャニーズ、いや日本を代表する俳優と言っても過言ではない、木村拓哉。宮崎駿監督作品『ハウルの動く城』(2004)で、主人公・ハウル役に大抜擢され、鮮烈な声優デビューを果たした後、『ドラえもん のび太の新恐竜』(2020)のジル役など、いくつかの作品で声優としてゲスト出演を果たしている。

『ハウルの動く城』公開当時、「言われなければ、キムタクだと気付かなった」という声も多く聞かれた(今、見返すと、キムタクそのものなのだが…)木村拓哉だが、昨年12月に自身のインスタグラムにて、「久しぶりにお会いする監督の元、とある作業に向かいます」と投稿し、宮崎駿の新作に出演するのではないかと、一部のファンから囁かれていた。

しかし、まさか、主人公のお父さん役だったとは。恥ずかしながら“特別出演”のエンドクレジットが出るまで気付かなかった。「あれ? キャスティングされていたとすれば、お父さん役が、キムタク!?」と、うっすら思ったくらいなものだ。90年代から現在に至るまで数多くの映画・ドラマに出演してきた木村拓哉だが、実は父親役を演じるケースは決して多くない。かつて、上戸彩との共演作『アイムホーム』(2015)で記憶を失った父親を演じているのを観た時は新鮮な気持ちを抱いたものだった。

とはいえ、今年51歳を迎える木村拓哉である。宮崎駿による「役者として次のステージへ!」というエールを込めて、父親役をあてがわれたと推測するのは、それほど穿った見方でもないだろう。

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