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豪華キャストが一堂に会したクライマックス

小栗旬
小栗旬Getty Images

さて、物語のクライマックスでは、映画オリジナルシーンとして、『1』で大活躍した、六大将軍第四将であり、「山界の死王」の異名を持つ楊端和(長澤まさみ)も再登場。さらに、新たな敵となるであろう、趙三大天であり、自らを”武神”と称する戦闘能力が高すぎる大男・龐煖(吉川晃司)も、戦を終えた信たちの酒盛りの場に突如乱入し、暴れまくるという、意外な展開も用意されている。

上記のキャストの登場に加え、本作では趙国の名将・李牧(りぼく)役に小栗旬がサプライズ出演をしている。しかし、登場シーンはごく慎ましく、大きな見せ場が用意されているわけではない。

小栗の活躍シーンが少なく、物足りないと思う観客も少なくないのではないかと思う一方、すでにベテランの域に達した小栗旬である。そんな彼が前に出過ぎず、山崎賢人や吉沢亮といった次世代のホープにしっかりと華を持たせているところに、筆者は好感を抱いた。

何はともあれ、事前にアナウンスされていない豪華キャストの“贅沢な無駄遣い”によって、作品がより一層華やかになったことは言うまでもないだろう。

3部作としても悪くないが、続編があるということで、ホッとした原作ファンも少なくないだろう。そう、信(山崎賢人)の成り上がりと大活躍は、これから始まるからである。

(文・ZAKKY)

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