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森山未來主演映画『大いなる不在』サン・セバスティアン国際映画祭でオフィシャル・コンペティション部門選出! 場面写真も解禁

text by 編集部

主演・森山未來、藤竜也、真木よう子が共演する映画『大いなる不在』が、第48回トロント国際映画祭でのワールドプレミアにつづき、第 71 回サン・セバスティアン国際映画祭のコンペティション部門「オフィシャルセレクション」で、ヨーロッパ初上映されることが決定。今回は監督のコメントと共に、場面写真4点を解禁する。

スペイン語圏最大の映画祭に出品

『大いなる不在』
C2023 CREATPS

「サン・セバスティアン国際映画祭」は、カンヌ、ベルリン、ベネチアの映画祭に次ぐ、ヨーロッパの重要な映画祭。今年で71回目の開催を迎えるスペイン語圏最大の映画祭である。

コンペティション部門の「オフィシャルセレクション」では、世界中から選出された約20作品が最高賞のゴールデンシェルを競う。

日本からは、宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』と近浦啓監督の『大いなる不在』の二作品が同部門に選出された。

本作は、コンペティション対象作品となり、映画祭期間中には、近浦啓監督が映画祭への出席を予定している。

『大いなる不在』
C2023 CREATPS

また、本作は第48回トロント国際映画祭のコンペティション部門となる「プラットフォーム部門」でのワールドプレミア上映が決まっている。

映画祭期間中に、主演の森山未來、藤竜也、真木よう子、原日出子が、揃って映画祭への出席を予定している。

『大いなる不在』
C2023 CREATPS

【近浦 啓(ちかうら・けい)監督 コメント】

世界初上映のトロント国際映画祭に続き、ヨーロッパ初上映をサン・セバスティアン国際映画祭のコンペティションで迎えることができること、大変光栄です。

短編映画の頃から自主制作の体制で、右も左も分からず映画制作に取り組んできた中、このような大きな舞台でこの作品を披露できることには感慨深いものがあります。

9月は、トロントとサン・セバスティアンで、北米の観客の反応とヨーロッパでの反応の違いなどを実感できると良いなと思います。

【近浦啓監督プロフィール】

2013年、短編映画『Empty House』で映画監督としてのキャリアをスタート。
2015年から2017年にかけて、短編映画2本を発表し、第38回クレルモン=フェラン国際短編映画祭、第70回ロカルノ国際映画祭、第42回トロント国際映画祭をはじめ数多くの映画祭に選出され、長編映画制作への土台を築く。2018年、『コンプリシティ/優しい共犯』で長編映画デビュー。

第43回トロント国際映画祭(ディスカバリー部門)でのワールドプレミア上映を皮切りに、第23回釡山国際映画祭(アジア映画の窓部門)にてアジアプレミア、さらには、第69回ベルリン国際映画祭(キュリナリー・シネマ部門)でヨーロッパプレミアを果たし、世界各国のトップクラスの映画祭に招待。日本国内では、第19回東京フィルメックスで観客賞を受賞。2020年2月に全国劇場公開された。

2023年、2本目の長編映画である『大いなる不在(英題: GREAT ABSENCE)』を発表。
第48回トロント国際映画祭のコンペティション部門でのワールドプレミアが決定した。

映画『大いなる不在』は、2024年日本公開予定

『大いなる不在』
C2023 CREATPS

監督・脚本:近浦啓
共同脚本:熊野桂太
出演:森山未來、藤竜也、真木よう子、原日出子 ほか
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)独立行政法人日本芸術文化振興会
特別協力 北九州フィルム・コミッション
製作:クレイテプス (C)2023 CREATPS

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