「本当に指で懸垂をやっている…」
主演・一ノ瀬ワタルのスゴさとは?
―――『サンクチュアリ』にはあかつさんと同じお笑い芸人の“めっちゃ”さんが、高橋役で出演されていますね。“めっちゃ”さんとはかねてからご交流があるとのことですが、撮影の話は聞いていましたか?
「聞いていました。『毎日本格的な稽古をやっている』と。彼は元力士なのですが、相撲部屋に在籍していた当時、全く体重が増えなかったそうです。それが引退して芸人になり『サンクチュアリ』の現場に参加したら、20キロの増量に成功したそうで。なんだったら、今のほうが現役の頃より強いらしいですよ」
―――そういう話を聞くと、『サンクチュアリ』製作陣の本気ぶりがよくわかりますね。
「撮影現場が本当の相撲部屋みたいな雰囲気だったようです。セットを解体する時、キャスト陣が涙を流した…といった話も“めっちゃ”君から聞きました。」
―――主演を務めた一ノ瀬ワタルさんのパフォーマンスはいかがでしたか?
あかつ「いや、スゴいなと思いました。この流れで本当に相撲部屋に入門しても面白いんじゃないかとも思いました。最後に指で懸垂をするシーンがあるのですが、『どうせ足を乗せながらやっているんだろう』と高を括って見ていたら、指先のアップから、スーッとカメラが引いて全身が映るんですよね。本当に指で懸垂をやっている…。相当稽古されたんだなと」
―――大絶賛ですね!
あかつ「また、笑顔が可愛らしくて、取組シーンとのギャップも良いですよね。あと、体型に関して、本当に相撲界に居そうだなと。
見ていてまったく汚い体ではないですし、筋骨隆々が過ぎると役者が無理して作ったという感じに見えてしまいますけど、一ノ瀬さんの場合は『本当に幕下三段目※とかに居そうだな!』という感じの体型でした」
※大相撲の番付上の階級。6つある番付上の階級(幕内・十両・幕下・三段目・序二段・序ノ口)の内、上から4番目の階級のこと。