ホーム » 投稿 » 日本映画 » 劇場公開作品 » 「まずはスタッフや共演者に自分の芝居を面白いと思ってもらう」映画『僕の名前はルシアン』主演・栁俊太郎、独占インタビュー » Page 3

「男が惚れる男というのを10代の時に魅せられた」
俳優・浅野忠信との出会い

栁俊太郎
写真宮城夏子 ヘアメイク望月光ONTASTE スタイリスト伊藤省吾sitor

―――栁さん個人についてもお話を伺えればと思います。どんな映画がお好きですか?

「映画が好きでこの業界に入ったので、好きな作品は沢山ありますね。タイミングによっても思い入れのある作品は変わるんですけど、最近観返した作品だと『ニュー・シネマ・パラダイス』。あとは『あの頃ペニーレインと』とか『グラン・トリノ』とかが思い浮かびますね」

―――役者になられたきっかけは映画だと思いますが、スクリーンで自分を表現したいという感情が元々あったのでしょうか?

「僕はモデルから入ったのですが、歴代のメンズノンノの先輩も役者になってる方が多いですし、次のステップとして役者というのは自然な流れだったと思います」

―――浅野忠信さんに憧れて役者を目指したそうですが、栁さんから見た浅野さんの魅力はどんなところですか?

「元々、石井克人監督の『茶の味』や『鮫肌男と桃尻女』といった出演作が好きだったんです。浅野さんと初めてお会いする機会をいただけたのは、浅野さんのスタイリングで、僕がモデルを務めるというメンズノンノの企画でした。

『浅野忠信に会える!』と控室で待っていたら、階段から浅野さんが降りてきて、長髪に、真っ赤なジーパン、真っ赤な靴、真っ赤なジップのパーカーからは胸毛が出ていて、『うわ!モンゴルの人が来たー!』って思って(笑)。でも、話してみるととても謙虚で良い人。

当時、僕はまだ10代だったのですが、『男が惚れる男』という存在を初めて目の当たりにして、魅せられましたね。ご出演されている作品のイメージを壊さない人だと思って。すげぇかっこよかったですね」

―――それ以来、浅野さんとご交流があるとのことですが、お芝居についてお話されることはありますか?

「海外作品のオーディションを受ける時に、浅野さんは海外でバリバリやられているので、電話で『こういう時どうしますか?』と相談したことがあります。また、芝居の動画を送って、『こういう感じでどうですかね?』と、アドバイスをいただいてます」

1 2 3 4
error: Content is protected !!