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第4話『壊死(くさ)る/美しき天才 殺人者の危険な誘惑』

とある豪邸の室内プールで発見されたのは、若い女性の水死体。検死によって、死因が心臓麻痺であることが明らかになったが、なぜか胸の皮膚の一部のみが壊死している。

内海は湯川に疑問を投げかけるが、死因自体はすでに解明されており、湯川は取り合わない。そんなある日、とある大学で講演を終えた湯川は、田上昇一(香取慎吾)という名の青年に声をかけられ、講義内容を賞賛される。湯川はかねてより田上の書く論文を評価しており、彼に名刺を手渡すと、「いつでも連絡してくれ」と声をかける。

一方、女性の遺体の一部が壊死していた点がどうしてもひっかかる内海は、皮膚疾患の専門医にコンタクトをとる。訪れた先の研究室で、内海の前に現れたのは、白衣を着た田上だった…。

犯人を演じたのは香取慎吾

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第4話の犯人役は、湯川も認める優秀な科学者である田上を演じた香取慎吾。心臓麻痺を引き起こす薬を開発し、生きた人間で人体実験を繰り返すサマはなんとも恐ろしい。湯川に追い詰められて残した、「1人を殺せば犯罪者でも10万人を殺す兵器を作れば英雄だ」という言葉は、「ガリレオ」シリーズの中でも記憶に残る名セリフ。ちなみにこのセリフは、チャーリー・チャップリンの名作『殺人狂時代』(1947)の引用である。

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