映画『真夏の方程式』【ネタバレあり】あらすじ
手始めに湯川は、塚原が亡くなった部屋を調べる。すると、その部屋は旅館のボイラーから排出された煙が充満するスポットであることがわかった。
湯川の報告を受けた岸谷は、成美の父・川畑重治(前田吟)が犯人であると疑いはじめた矢先、重治は犯人として自首をする。
塚原は、壁から漏洩した煙を大量に吸い込んで死亡。遺体を発見した重治は、事件が公になることで旅館が潰れてしまうことを恐れ、崖に死体を放り投げ、事故死に見せかけたというわけだ。
重治の自供によって事件は一件落着したかと思いきや、湯川には腑に落ちないことがあり、調査を続行。調査の過程で、仙波が起こしたとされる15年前の事件と川畑家には深い関係があることがわかる。
29年前。重治はのちに成美の母となる、節子(風吹ジュン)と出会い、恋に落ちた。しかし、節子はその頃、勤め先である小料理屋の常連客・仙波と男女の関係にあった。節子は仙波への思いを断ち切り、重治と結婚。間もなく成美が生まれた。
時は流れ、成美は高校生になった。重治は単身赴任で遠方に住んでおり、成美と節子は2人で暮らしている。そんな中、仙波と関係のあるホステスの伸子(西田尚美)が成美の元を訪れる。
伸子は成実の父親が重治ではなく仙波であることを告げ、それをダシに金を無心。ショックを受けた成実は衝動的に伸子を刺し殺してしまう。
伸子の死がニュースで報じられると、仙波は節子に電話をかけ、「何か異常はないか」と訊く。節子は娘の様子を怪訝に思い、問い詰めると成実は犯した罪を告白。伸子殺害は成実の仕業だと聞いた仙波は、罪を被ることを決心する。
節子と成実は事件のことを重治には内緒にしたが、彼は真相を見抜いていた。そして、塚原が15年前の事件を追っていることを知り、真犯人が解明されることを恐れて、彼を殺したのだった。
岸谷と湯川は仙波の現在の居所を突き止める。場所は末期ガン患者が集まるホスピスだ。仙波は岸谷から大人になった成実の写真を見せられ、目に涙を浮かべる。その後、湯川は収監中の重治と面会に臨む。足の悪い重治が1人で塚原殺害の準備を行うのは容易ではない。重治は塚原殺害を計画する上で、幼い恭平を利用していた…。
湯川は成実の元を訪れ、恭平が重治に利用され、殺人の片棒を担いだことを話す。成実は15年前に自身が犯した罪を悔やんでいた。湯川は「いつか恭平が自身の罪に気づいたとき、真実を包み隠さず話すのがいい」と告げ、玻璃ヶ浦を去る。
その頃、恭平もまた迎えに来た父と共に、町を出ようとしている。湯川との交流で科学の面白さに目覚めた恭平は、夏の思い出を振り返るのだった。
「ガリレオ」を観るならこの順番! ドラマ・映画「ガリレオ」シリーズを放送・公開順に紹介。無料で鑑賞できる配信サイトは?
ドラマ「ガリレオ」シーズン1犯人役俳優&トリックまとめ。湯川学を最も苦しめたライバルは…?【あらすじ、ネタバレ】
「ガリレオ」シーズン2神回は? ゲスト出演者&トリックまとめ。湯川学も脱帽する究極の頭脳犯とは【あらすじ、ネタバレ】