台湾映画の巨匠・ツァイ・ミンリャン。監督デビュー30周年記念特集
東京国際映画祭ヤングシネマ部門ブロンズ賞を受賞した『青春神話』での監督デビューから30周年を迎える台湾の巨匠ツァイ・ミンリャンの特集上映を、台北駐日経済文化代表処台湾文化センター、及び東京フィルメックス(10月29日~11月6日予定)との共催で開催。
東京国際映画祭では『青春神話』『楽日』に加え、日本未公開の短編などを上映。 東京フィルメックスでは『西瓜』、『ヴィサージュ』などを上映。両映画祭にとってこれが史上初の共催企画となる。
90年代以降の日本映画を牽引した鬼才・青山真治の映画史に残る傑作2本を追悼上映
昨年新設された、Nippon Cinema Now 部門特集では、この1年の日本映画を対象に、特に海外に紹介されるべき作品を厳選して上映する。同部門では、今年3月に急逝した青山真治監督を追悼し、代表作2 作品『EUREKA ユリイカ』と『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』を英語字幕付きで特集上映する。
『台風クラブ』『地獄の警備員』…。長谷川和彦率いるディレクターズカンパニー製作の作品を上映
今年の東京国際映画祭では、国立映画アーカイブと共催で特集上映「長谷川和彦とディレクターズ・カンパニー」を開催。1982年に長谷川和彦の呼びかけによって設立され、11年間にわたって個性的な作品を作り続けたディレクターズ・カンパニーの作品を35㎜フィルムで上映する(会場は国立映画アーカイブ小ホール)。
東京国際映画祭では日本映画クラシックス部門の中でディレクターズ・カンパニーの代表作4作品を上映。ラインナップは、相米慎二監督作品『台風クラブ』『光る女』、黒沢清監督作品『DOOR』、『地獄の警備員』。いずれもデジタルリマスター版の上映となる(会場はTOHOシネマズ シャンテ)。
ジャパニーズ・アニメーション部門特集では「東京」を描いたアニメ4作品を紹介
日本の優れたアニメ作品を紹介するジャパニーズ・アニメーション部門特集。2022年のテーマは「ゼロから世界を創る」。「アニメーションで世界を創る」と題して、最新アニメ映画『雨を告げる漂流団地』、『夏へのトンネル、さよならの出口』、『ぼくらのよあけ』の3作品をピックアップ。
レトロスペクティブ「アニメと東京」では、アニメが「東京」という世界をいかに描いたかに注目し、4作品を上映する。
<第 35 回東京国際映画祭 開催概要>
■開催期間:2022年10月24 日(月)~11月2日(水)
■会場:日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区
■公式サイト