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「義足をかっこいいと思ったのがきっかけ」映画『シンデレラガール』緒方貴臣監督オフィシャルインタビュー解禁

text by 編集部

『推しが武道館いってくれたら死ぬ』の伊礼姫奈を主演に迎え、『子宮に沈める』や『飢えたライオン』など社会派の作品を手がけてきた緒方貴臣監督の最新作『シンデレラガール』が11月18日(土)より公開される。この度、緒方貴臣監督のオフィシャルインタビューが到着した。

立ち上がれシンデレラ
あなたには魔法も白馬の王子様も必要ない

©2023映画シンデレラガール製作委員会

大阪2児放置死事件を基にした『子宮に沈める』(13)、フェイクニュースによって自殺に追い込まれる少女とメディアの過熱報道による現代社会の歪みを描いた『飢えたライオン』(17)。

誰もが被害者にも加害者にもなりうる世界を容赦なく描き、問題作を発表し続けてきた緒方貴臣監督が、最新作『シンデレラガール』では、進行性筋ジストロフィー(PMD)と診断されたモデルでもある森山風歩らの監修の元、「義足は障がいの象徴」とネガティブに捉えていた主人公の義足のモデルやそのマネージャーが、ポジティブに捉えられるようになるまでの心の変化を描く。

シンデレラコンプレックス(Cinderella complex)とは、男性に高い理想を追い求め続ける、女性の潜在意識にある「依存的願望」を指摘したシンドロームの名称。本作『シンデレラガール』は、「魔法」や「白馬の王子様」に依存した他力本願な、前時代的女性像である「シンデレラ」へのアンチテーゼとなる作品である。

主演は「推しが武道館いってくれたら死ぬ」では主人公の推しを演じ、JTB「いよいよ海外旅行はじまる」などCMでも活躍中の伊礼姫奈。演技力の高さと圧倒的な存在感で、今後ブレイクすること必至である。

©2023映画シンデレラガール製作委員会

主人公・音羽の人生に大きな影響を与えるファッションデザイナー・五十嵐役で、『淵に立つ』、『よこがお』、『波紋』主演の国内外から圧倒的な支持を得る筒井真理子が参加し、作品の世界観により厚みを持たせている。

©2023映画シンデレラガール製作委員会

マネージャー・唯役で、主演映画『たまつきの夢』がTAMA NEW WAVE2022の「ある視点」部門に正式出品された辻千恵、看護師・桜役で、「個人差あります」の泉マリン、医師の内藤役で、純猥談 短編映画第3作『私もただの女の子なんだ』主演の太田将熙、母・多佳子役でベテランの輝有子が出演するほか、一緒にTikTok動画などを撮影する音羽の仲良しグループのメンバー役に、『なのに、千輝くんが甘すぎる。』の佐月絵美、自身フォロワー210万人超えの三原羽衣、ABEMAの恋愛リアリティー番組「今日好きになりました。小夏編」の田口音羽が集結した。

©2023映画シンデレラガール製作委員会
©2023映画シンデレラガール製作委員会

撮影監督は、カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞受賞の『淵に立つ』や『よこがお』の根岸憲一。『飢えたライオン』でもタッグを組んだ緒方監督が、根岸による撮影の繊細な機微を求め、再タッグが実現した。

本作は、11月18日(土)より新宿 K’s cinema ほか、小山シネマロブレ(栃木)、シネマスコーレ(名古屋)、扇町キネマ(大阪)、アップリンク京都、元町映画館(神戸)他にて全国順次公開され、本作に出演・参加した俳優たちが取材対象となったドキュメンタリー『私が私である場所』が12月8日(金)よりアップリンク吉祥寺にて公開されることも話題になっている。

【現時点で決まっている新宿 K’s cinemaでの舞台挨拶の登壇者】

11月18日(土)伊礼姫奈 辻千恵 太田将熙(以上、出演)、緒方貴臣監督
11月19日(日)伊礼姫奈、佐月絵美、三原羽衣、田口音羽(以上、出演、緒方貴臣監督

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