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「ソーシャル」「ライフ」「カルチャー」
3つのテーマで選ばれた13作品一挙公開!

「ソーシャル・セレクション」

人種や戦争、社会問題など、現代を取り巻く重要なテーマを考える今だから見るべき作品

『坂本龍一 WAR AND PEACE 教授が遺した言葉たち』

cTBS

音楽家はなぜ、社会発信を強めていったのか。坂本龍一が遺したもの…

2023年3月、逝去した音楽家・坂本龍一。TBSはこの20年余り、様々な形で坂本龍一の活動に密着してきた。911テロ、イラク戦争、そして東日本大震災…。この激動の時代に坂本龍一はどんなメッセージを遺していたのか。

映画ではTBSに残る秘蔵映像を一挙公開。浮かび上がるのは坂本龍一の社会発信の歩みだ。音楽家はなぜ社会への発信を続けたのか。語られていたのは「戦争と平和」への強い思い。あなたはこの映画で、“知られざる教授”に出会うことになる… 。

監督:金富 隆 出演:坂本龍一

『サステナ・フォレスト ~森の国の守り人(もりびと)たち~』

cTBS

“森の国”日本 放置された末に今、「守り人」たちは…

日本の国土の3分の2は森林。まさに森の国だ。かつて森は、スーパーで、ガソリンスタンドで、ホームセンターだった。人々は街ではなく森に通い、色々なものを享受してきた。だが、その後、森は放置され、不健全になり、獣害や土砂崩れのリスクも高まっている。薪炭林だった広葉樹ではナラ枯れが広がる。針葉樹は手入れすら行われず、一斉に切っても植え替えはわずか3割。日本の森を見守る「守り人」たちは今…。

監督:川上敬二郎
出演:橋本光治、橋本延子、橋本忠久、柴田君也、小林正秀、蔵治光一郎、佐藤宣子、 齋藤暖生

『家さえあれば ~貧困と居住支援~』

©︎MBS

たとえ何度裏切られても―― 居住支援を続ける理由とは?

大阪・西成で生活困窮者に向けた居住支援を続ける坂本慎治さん。連日、全国から相談者がやってくる。職を失った人。虐待を受けていた人。刑務所から出てきた人。全員「家を失った人」だ。

大寒波が到来した2022年1月。坂本さんのもとにまた一本の電話がかかってきた。声の主は、二十歳の青年。寮を追われ、夜の街を彷徨っているという。坂本さんはすぐに車を走らせた。「大丈夫、家さえあれば何とかなる」ナレーターは「ホームレス中学生」著者の田村裕さん(麒麟)

監督:海老桂介 出演:坂本慎治 ナレーター:田村裕(麒麟)

『102歳のことば~生活図画事件 最後の生き証人~』

©︎HBC

絵を描くことすらも許されない時代がかつて日本にあった

太平洋戦争直前、北海道旭川市で起きた「生活図画事件」。美術部の学生ら20人以上が逮捕された容疑は治安維持法違反だった。彼らが描いた「生活図画」(身の回りの生活を見つめ、ありのままの姿を描く)は、なぜ取り締まられたのか。この事件の「最後の生き証人」となった菱谷良一さんは102歳を迎えた。亡き友の遺志を継ぎ、老体に鞭を打ちながら、いまも声を上げ続ける理由とは。

監督:長沢祐 出演:菱谷良一 朗読:古舘寛治 ナレーション:世永聖奈

『リリアンの揺りかご』

©︎RKB
©︎RKB

「歴史の女神」は見つめている いつも愚かで不寛容な私たちを

「私の子も殺すのですか?」。障害者殺傷事件(2016年)の犯人に、障害児の父である記者は聞く。ヘイトデモや歴史改ざんの現場でも、共通するのは一方的な不寛容だ。

「無声映画の最高傑作」と評される『イントレランス』(1916年)は、様々な時代の不寛容(イントレランス)を描き、それをリリアン・ギッシュが揺らす揺りかごのシーンがつないでいく。リリアンの揺りかごをモチーフに、現代日本の様々な不寛容を描く。

監督:神戸金史 出演:リリアン・ギッシュ、植松 聖、神戸金佑

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