ホーム » 投稿 » 日本映画 » 劇場公開作品 » 「彼女たちのファン」主人公・ヒナノ演じる土屋李央へインタビュー。映画『劇場版 ポールプリンセス!!』共演者のエピソードも » Page 3

主人公・ヒナノへの思いとは

©エイベックス・ピクチャーズ/タツノコプロ/ポールプリンセス!!製作委員会
©エイベックスピクチャーズタツノコプロポールプリンセス製作委員会

ーーーWEBアニメ『ポールプリンセス!!』と劇場版である今作における、星北ヒナノの、役作りで意識したところは?

「例えば、ヒナノの幼馴染みのリリアは、どっちかっていうと、人を引っ張っていくタイプなんですけど、ヒナノは 彼女が一生懸命頑張っている姿を周囲が見て、助けたいと思ってくれる女の子だなと思っています。

なので、何に対してもひたむきな嫌味のない姿が、やっぱり彼女の魅力だなということはずっと意識していますね。

裏表がないと言うか、素直に行動して 本当に心から誰かのために動きたいと思っている人物なので、彼女のそういった気持をストレートに言葉に出せるように思いながら、お芝居しました」

ーーー確かにヒナノは『ギャラクシープリンセス』の他のメンバーに比べて、おとなしめなキャラクター像ですね。

「そうなんですよ。我が強いタイプの子ではないので。でも、信念はあるので、 そういう部分は大事に演じました」

ーーー存在感を出すのが難しい主人公像なのに、土屋さんの演技力が冴えわたっていました。

「ありがとうございます!」

ーーー江副仁美監督と話し合ったことはございますか?

「ヒナノが、ウジウジしすぎたり、暗い方向に行ってしまうと、ちょっと違う感じになっちゃうので、そうならないように芝居していこうというお話は、しましたね。

だから、自分が思っているより明るく喋ろうとは意識しました。かと言って、明るくなりすぎても、ヒナノっぽくないので、その辺のバランスを大事にしました。」

ーーーご自身と、ヒナノは相通じる部分はありますか?

「ヒナノも私も誰かと一緒だと、なかなかうまく言葉にできないというか、 人を巻き込んで何かをする時に、ちょっとためらっちゃうタイプなんです。

だから、一歩踏み切れ切れない部分とかは、すごく共感できるなとは思います。先ほど、やりたいことはやる性格と言っておいて矛盾するかもしれませんが(笑)、ヒナノの感覚もとても理解できるんです」

1 2 3 4
error: Content is protected !!