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続編の可能性あり…? 映画『ゴジラ-1.0』山崎貴監督「もう一本作りたかった」発言の真意とは? 全米でスマッシュヒット

text by 編集部

映画『ゴジラ-1.0』は日本国内だけでなく、世界中で話題を集める作品の一つとなった。本作の監督、脚本、視覚効果デザイナーを務めたのは山崎貴だ。どうやら彼は、新作怪獣映画である映画『ゴジラ-1.0』の続編製作の可能性について語ったようだ。今回は現地メディアScreenRantを参考に、その詳細内容を確認していく。

「もう1本映画を撮りたかった」
ゴジラシリーズ再始動か?

山崎貴監督
山崎貴監督Getty Images

 

世界で話題を集める映画『ゴジラ-1.0』。本作の製作を務めた山崎貴監督が、続編製作の可能性について言及した。

東宝が製作した33作目の日本語版ゴジラ映画『ゴジラ-1.0』。本作は、第二次世界大戦後が舞台となるドラマ作品だ。その内容は、元神風特別攻撃隊で主人公の敷島光一(神木隆之介)が、東京大空襲の被災者である大石典子(浜辺美波)と共に、戦争で荒廃した東京での生活を再建しようと試みる。しかし、巨大怪獣ゴジラの出現により、東京が脅かされることになるというものだ。

ラストシーンではゴジラを退治した後、死亡したかと思われていたヒロインの大石典子が主人公・敷島光一と再会する。ハッピーエンドかと思いきや、典子が放射能に被爆している可能性やゴジラがまだ生きていることが暗示され、映画は幕を閉じる。

日本メディア「サンスポ」は、映画『ゴジラ-1.0』の全米公開の1ヶ月前に行われたジャパンプレミアに出席。その席で、本作の脚本・監督でVFXデザイナーを務めた山崎貴は、映画『ゴジラ-1.0』の続編製作の可能性について語ったという。

山崎は、この企画を実現させることが彼の夢であったことを語り、その後に彼は「もう1本作りたかった」と話した。

「ずっとゴジラ映画を撮りたいと思っていたので、50年越しの夢が叶った瞬間だった。でも、作品の完成後に孤独を感じました。なのでもう1本映画を作りたかった」

映画『ゴジラ-1.0』の続編の製作がスタジオにより許可されるかどうかは未だ不明となっている。しかし、約21億円の予算で製作された本作は、日本で既に約38億円の興行収入を記録。本作のヒットは、続編製作を後押しする良い兆候に違いない。

また、米国では、日本の実写映画として最高のオープニング週末興行収入を記録。外国語の実写映画としては19年前の俳優ジェット・リー主演の映画『Hero』以来となる1位を獲得している。

キングコングを含むモンスターバースとして知られる米国支部では、作品同士の関連性を持つユニバースが存在する。しかし日本の実写ゴジラ映画ではこの20年間、モンスターバースに強く関連性を持つ作品はなかった。

最も最近の直接の続編と言えるのは、映画『Godzilla: Tokyo S.O.S.』(2003)であり、本作は2002年に公開された、映画『ゴジラ×メカゴジラ』に続く作品だ。また、2000年代以前の作品の関連性は強いものではなく、個々の作品を視聴するのに、前作の知識は特に必要ないのが一般的であった。最も長く続いたのは、1984年の映画『ゴジラ』から、1995年の『ゴジラvsデストロイア』までの7作品だ。

映画『ゴジラ-1.0』は、この全体的な流れを大きく断ち切り、新たなモンスターバースを再始動させる可能性も高い。今後、本作の続編作品が製作されるかどうか非常に気になるところである。

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