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アヴァンギャルド・エンタテインメント『火だるま槐多よ』ピンク四天王・佐藤寿保監督のオフィシャルインタビュー解禁!

text by 編集部

22歳で夭逝した天才画家であり詩人の村山槐多に魅せられた現代の若者を描くアヴァンギャルド・エンタテインメント『火だるま槐多よ』12月23日(土)より新宿K’s cinemaほか全国順次公開されtる。この度、ピンク四天王の異名を持つ佐藤寿保監督のオフィシャルインタビューが到着した。

世界をガランスに塗りつぶせ!

©2023 Stance Company Shibuya Production

 

映画『火だるま槐多よ』は、22歳で夭逝した天才画家であり詩人の村山槐多(1896–1919)の作品に魅せられ取り憑かれた現代の若者たちが、槐多の作品を彼ら独自の解釈で表現し再生させ、時代の突破を試みるアヴァンギャルド・エンタテインメント。

タイトルの由来は、槐多の友人・高村光太郎の詩「強くて悲しい火だるま槐多」である。“ピンク四天王”と称される佐藤寿保監督が、槐多の代表作である自画像”尿する裸僧”と出会い、槐多の感性に感銘を受け、「現代人の眠っている潜在意識を呼び起こし感応させるのだ!!」と本作の制作を決意。脚本は、『乱歩地獄/芋虫』『眼球の夢』などでタッグを組む夢野史郎が担当し、槐多の死後、友人たちの熱望によりデスマスクがとられた事実なども盛り込んだ本作が完成した。

W主演の槌宮朔役には、『佐々木、イン、マイマイン』などの遊屋慎太郎、法月薊役には『背中』で映画初主演を飾った佐藤里穂を抜擢。パフォーマンス集団の元村葉役に工藤景、民矢悠役に涼田麗乃、庭反錠役に八田拳、早川笛役に佐月絵美が集結し、研究施設を脱走した4人を観察する亜納芯役で田中飄、朔を見守る式部鋭役で佐野史郎が脇を固める。

音楽は、ジャンルを越境した破壊力抜群の前衛ビートで国内外で絶大な人気を誇る異端のアーティストSATOL aka BeatLiveと、舞踏や現代美術などとのコラボレーションで国際的な注目を集め、人間環境学博士でもある異色ミュージシャン田所大輔の二人が、それぞれの持ち味で槐多の摩訶不思議な世界を彩った。

図らずも、佐藤寿保監督作品初の映倫G区分となった本作は、12月23日(土)から1月12日(金)まで新宿K’s cinema、1月6日(土)より大阪・第七藝術劇場、1月19日(金)よりアップリンク京都、来年名古屋・シネマスコーレ他にて公開が決まっている。

この度、公開を前に、佐藤寿保監督のオフィシャルインタビューが届いた。(フルバージョンはパンフレットに掲載。)

【『火だるま槐多よ』あらすじ】

大正時代の画家・村山槐多の「尿する裸僧」という絵画に魅入られた法月薊(のりづき・あざみ)が、街頭で道行く人々に「村山槐多を知っていますか?」とインタビューしていると、「私がカイタだ」と答える謎の男に出会う。その男、槌宮朔(つちみや・さく)は、特殊な音域を聴き取る力があり、ある日、過去から村山槐多が語り掛ける声を聴き、度重なる槐多の声に神経を侵食された彼は、自らが槐多だと思いこむようになっていたのだった。

朔が加工する音は、朔と同様に特殊な能力を持つ者にしか聴きとれないものだが、それぞれ予知能力、透視能力、念写能力、念動力を有する若者4人のパフォーマンス集団がそれに感応。彼らは、その能力ゆえに家族や世間から異分子扱いされ、ある研究施設で”普通”に近づくよう実験台にされていたが、施設を脱走して、街頭でパフォーマンスを繰り広げていた。研究所の職員である亜納芯(あのう・しん)は、彼らの一部始終を観察していた。

朔がノイズを発信する改造車を作った廃車工場の男・式部鋭(しきぶ・さとし)は、自分を実験材料にした父親を殺そうとした朔の怒りを閉じ込めるために朔のデスマスクを作っていた。薊は、それは何故か村山槐多に似ていたと知り…

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