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山崎貴監督が語る『ゴジラ-1.0』の結末とは…? 浜辺美波演じる典子の首の黒いアザの正体とは? 海外メディア評を紹介

text by 編集部

2023年を代表する日本映画『ゴジラ-1.0』は海外でも大きな反響を呼んでいる。そんな中、本作のメガホンをとった山崎貴監督が、ヒロインの”典子”の首のアザにまつわる不穏なエンディングについて説明した。早速その内容を現地メディア米MovieWebを参考に紹介していく。

「ハッピーエンドにもバッドエンドにもしたくない」
キャラクターの今後の運命とは?

©2023 TOHO CO., LTD.
©2023 TOHO CO LTD

映画『ゴジラ』シリーズの最新作『ゴジラ-1.0』(2023)。本作はあらゆる興行収入を制覇するだけに留まらず、続編の存在を匂わすラストシーンで議論を巻き起こしている。本作において、ゴジラは単に大混乱を巻き起こす存在として描かれているわけではなく、人間本来の感情を取り戻させ、社会のあり方を問いただす役割を与えられている。

監督を務める山崎貴は日本のメディアMovie Walkerのインタビューに応じ、浜辺美波演じるヒロイン“典子”にまつわる興味深い結末について語っている。

戦後を力強く生き抜こうとする”典子”が、主人公・敷島浩一とその娘と再会を果たす本作のエンディングは、深い感動と不穏な雰囲気をバランスよく表現している。このシーンで典子の首には黒いアザがあり、ゴジラから受けた影響が示唆されている。

ありきたりなハッピーエンドは避けたいと語る山崎は、典子の運命について以下のように語った。

「明言は避けたいと思いますが、なぜ典子はあんな目に遭っても死ななかったのかということですね。最後に敷島を典子と会わせてあげたかったんですが、いかにも的なハッピーエンドにはしたくないので、ああいう形で典子を生かしたと。やっぱりゴジラが戦争や核の象徴である以上、死にはしませんでしたがこの先幸せだけが待っているわけじゃない。ハッピーエンドは嫌だけど、バッドエンドにもしたくないという着地点です」

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