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「マイナスワン」が示す意味とは…? 謎めいたタイトルを考察。映画『ゴジラ-1.0』海外レビューを紹介

text by 編集部

映画『ゴジラ-1.0』は日本国内にとどまらず世界中で話題を集めている。謎をはらんだ数々の描写で議論を巻き起こしている本作だが、タイトルが何故「-1.0(マイナスワン)」なのか。実はそこには深い意味が込められているようだ。今回は米メディアScreenRantの記事を参考に、タイトルの謎を考察する。

意味深なタイトルとゴジラの無情とも言える暴れっぷり

©2023 TOHO CO., LTD.
©2023 TOHO CO LTD

本作のタイトルは『ゴジラ-1.0』。一体何故タイトルが「-1.0(マイナスワン)」なのか。そこには人々の興味を引く、奥深いニュアンスが込められていることに気付く。

本作を鑑賞した方であれば、本作がゴジラがライバル怪獣たちと死闘を繰り広げる平成版ではなく、本多猪四郎が監督した初代ゴジラ映画との共通点を多く含むことに気付くはずだ。

ハリウッドを席巻する”モンスター・ヴァース”的なアプローチをとることはせず、より単純明快な怪獣映画に先祖返りしたような『ゴジラ-1.0』。本作の評価は、その卓越した映画製作を反映したものとなり、近年の怪獣映画の中でも、頭一つ抜けて高い評価を得ている。

映画『ゴジラ-1.0』が映画ファンにもたらした新鮮な風。それは、本作が描くヒューマンドラマである。そのストーリー内容や、本作の登場人物たちは、近年のモンスター映画に比べると、ずっと丁寧に描写され、血の通ったキャラクターとして成立している。

ゼロ地点と化した戦後の日本の焼け野原。それからやっと復興が進んだかと思った矢先に襲いかかってくるゴジラ。その無情とも言える暴れっぷりが、映画『ゴジラ-1.0』のタイトルと深く関わっている。

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