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3大勢力の特徴とは? 実写映画『ゴールデンカムイ』キャラクター相関図。登場する組織と目的をわかりやすく解説

1月19日より公開の実写版『ゴールデンカムイ』。本作の大筋は「3つの勢力による隠された金塊を奪い合う」というもの。今回は「原作は通ってないけど、ちょっと気になっている」という方に向けて「金塊を狙う各勢力とその目的」を紹介する。ここをふんわり把握できているだけで、グッと映画が見やすくなるはずだ。(文・ジュウ・ショ)

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【著者プロフィール:ジュウ・ショ】

フリーランスとしてサブカル系、アート系Webメディアなどの立ち上げ・運営を経験。コンセプトは「カルチャーを知ると、昨日より作品がおもしろくなる」。美術・文学・アニメ・マンガ・音楽など、堅苦しく書かれがちな話を、深くたのしく伝えていく。→note

物語の中心をなす3つの勢力とは?

画像:映画チャンネル
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各勢力について書く前に、まず「『ゴールデンカムイ』ってどんな話なの?」という部分から話を始めたい。

舞台は、日露戦争(1904年~1905年)直後の北海道。日露戦争で鬼神のごとき活躍をした杉元は、北海道の地にいた。現地で知り合ったおっさんから「アイヌの埋蔵金に関する話」を聞く。こんな話だ。

「アイヌは昔、日本人への抵抗のために8,000億円ほどの金塊を蓄えていた。しかし、”のっぺらぼう”という男が、アイヌを皆殺しにしてその金を全て盗んだ。男は捕まり、網走監獄に投獄される。しかし外の仲間に金塊の在り処を伝えるため、同房の死刑囚たちに入れ墨で暗号を彫って脱獄を指示した。死刑囚たちは脱獄に成功し、今も潜伏している」

この話を聞いた杉元は、道中で出会ったアイヌの少女・アシㇼパ、脱獄囚のひとり・白石と一緒に、金塊を探すために入れ墨(通称・刺青人皮)が入った死刑囚を探す。

また同じように「第七師団」と「土方歳三一派」も金塊・刺青人皮を追っていた……。とまぁ、あらすじはこんな感じだ。つまり話の本筋は「金塊ならびに刺青人皮を巡って3つの勢力が争う」というもの。

では「3つの勢力」とは何なのか。また各々はなんで金塊が欲しいのか。ここをわかりやすく紹介していこう。

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