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「ゴジラ人気はすでにピークを過ぎていた」山崎貴監督、不名誉なハリウッド版ゴジラ映画について語る。ゴジラの栄枯盛衰を解説

text by 編集部

海外でも高い人気を得る映画『ゴジラ-1.0』。本作の製作を務めた山崎貴監督は、1998年に公開を迎えたハリウッドのゴジラ映画である、映画『GODZILLA』(1998)が、ゴジラフランチャイズに対してどのような影響を与えたかについて直接言及した。今回はその詳細内容を現地メディア米MovieWebを参考にご紹介していく。

ゴジラのコンテンツパワーが落ちていた時期

©2023 TOHO CO., LTD.
©2023 TOHO CO LTD

日本での誕生から世界的な存在に至るまで、ゴジラは怪獣映画というジャンルの象徴的存在であり続けてきた。

Youtubeチャンネル「ホイチョイ的映画生活〜この一本〜」のインタビューに答えた山崎の発言は、ゴジラ人気が再び上昇しつつある時になされた。

山崎は、日本ではゴジラのコンテンツとしてのパワーが衰退した時期があるのではないかと語り、 映画『ゴジラ FINAL WARS』(2004)以降、かつて尊敬を集めていたゴジラを、再び観客から支持される存在にするのに苦労したと述べた。

さらに「東宝のスタッフによると、ゴジラは、映画『シン・ゴジラ』が出るまで時代遅れだと言われていた。以前のようにファンを引き付けなかった。大規模な投資でさえ、その人気を取り戻すことはできませんでした」と話す。

ローランド・エメリッヒ監督が俳優マシュー・ブロデリックを主人公に1998年にハリウッドで映画化した、映画『GODZILLA ゴジラ』は、ゴジラ・フランチャイズの最低作品と酷評を浴びている。

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