ホーム » 投稿 » 日本映画 » 劇場公開作品 » 気になる海外の評価は? 映画『鬼滅の刃 絆の奇跡、そして柱稽古へ』海外レビューを紹介。米メディアが紐解く見どころとは? » Page 3

非常に楽しい体験になると太鼓判

撮影:武馬怜子
ワールドツアー上映鬼滅の刃絆の奇跡そして柱稽古へ日本初日舞台挨拶 撮影武馬怜子

後半は「柱稽古編」の始まりを描く。刀鍛冶の里で見た出来事の直後からシームレスに物語は移行する。炭治郎は仲間の我妻善逸(下野紘)や嘴平伊之助(松岡禎丞)と再会し、柱たちは鬼舞辻無惨の次の一手に備える。

前半での緊迫した空間が一旦リセットされることにより、嵐の前の静けさを劇場で感じられ、素晴らしい気分転換になる。2つの異なるエピソードの間で束の間の平穏を感じることで、視聴者は終わったばかりの戦いと、これから起こる試練をきちんと処理することができるのだ。

『鬼滅の刃』は非常にテンポの速いアクション・シリーズなので、一息つける瞬間は常にありがたく、このような小さな瞬間はキャラクターをより輝かせる。善逸の混沌とした性格が、炭治郎の冷静な性格とぶつかり合い素晴らしいコメディを生む。そして柱が何故素晴らしいユニットなのか、その理由も徐々に見えてくるのだ。

柱稽古編のストーリーも非常にエキサイティングである。特に本作で視聴者を最も興奮させるシーンは蛇柱・伊黒小芭内(鈴村健一)と風柱・不死川実弥(関智一)の活躍を見られる部分だろう。彼らの戦闘はこれまでのシリーズには見られなかったものであり、その個性的な戦闘スタイルは視聴者を興奮させる。

『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』の出来栄えは、映画的体験を見事に利用し、同シリーズを大スクリーンで視聴することの素晴らしさを証明している。新シーズンの始まりである後半と、前半との2つの章が相まって非常に楽しい体験となるはずだ。

【関連記事】
あの柱の評価が急上昇…ファン歓喜のサプライズ場面とは? 映画『鬼滅の刃 絆の奇跡、そして柱稽古へ 』考察&評価レビュー
もし『鬼滅の刃』実写化なら…柱を演じてほしい俳優は? ガチで妄想キャスト予想。鬼殺隊最強の面々を演じるにふさわしいのは?
世界で最も人気の高いジブリ映画は? 世界興行収入ベスト5選。海外ファンから支持を得る意外な作品は? ヒットの理由を解説

1 2 3
error: Content is protected !!