『ゴジラ-1.0』のアカデミー賞受賞が重要な理由
『ゴジラ』シリーズは、映画史上最も知名度が高く、有名な怪獣映画の1つだ。1954年の東宝映画で初登場したこの怪獣は、その後様々な姿を経て、現在では、レジェンダリーの『モンスターバース』シリーズの中心的存在と化す。
70年という長い歴史があるにもかかわらず、過去に公開されたゴジラ映画はアカデミー賞にノミネートされたことはなく、ましてや実際に受賞したこともなかった。
山崎監督の『ゴジラ-1.0』の推定予算は1500万ドル(約22億円)であり、これは、ハリウッドの大作映画と比較すると非常に見劣りする予算であった。しかしこの低予算にもかかわらず、息をのむような迫力満点の視覚効果を操り、同賞にノミネートしていた大予算作品をも圧倒した。
本作の続編が登場するかどうかは明らかではないが、監督自身はゴジラ映画製作への再挑戦に興味があると予告している。
画『ゴジラ-1.0』の批評はおおむね好意的であったが、アカデミー賞受賞の快挙は、2人の巨匠監督からの祝福の言葉により、その成功をよ
り確かなものにしている。
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