山崎貴の手で“オッペンハイマー”のアンサー作品が返される?
二重の視点から描かれた映画は珍しいものではない。
例えば、映画監督であり俳優のクリント・イーストウッドは、太平洋戦争最大の戦闘とされる硫黄島の戦いをアメリカ側から描いた、映画『父親たちの星条旗』(2006)と、太平洋戦争に関する日本側を描いた映画『硫黄島からの手紙』(2006)を製作しそれを証明している。
映画『父親たちの星条旗』では、硫黄島でアメリカ国旗を掲げた6人の男たちの人生に焦点を当て、映画『硫黄島からの手紙』では、島を守る日本兵の生活を覗き見ることが可能だ。両作品とも、登場人物の人間的な葛藤や、戦争の厳しい現実が描かれている。
もし将来、映画『オッペンハイマー』に直接応えるような映画を製作するとすれば、ノーランはどう思うかと山崎が尋ねると、ノーランはその構想に熱意を示し「山崎監督ほど反響を呼ぶ監督はいないと思うので、完璧な提案だと思います」と回答し「山崎監督が今後どのような活動をされるのか、いつも興味があります」と述べた。
映画『オッペンハイマー』に対する山崎貴の回答をスクリーンで視聴できる日はそう遠くないかもしれない。もしくは、映画『ゴジラ-1.0』の続編に、そのような内容を織り交ぜることも考えられる。今後もこの2人から目を話すことはできない。
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