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高橋雄祐/瀧井孝作役

1992年生まれ、新潟県出身。

2019年に公開した ENBU ゼミナールのシネマプロジェクト作品『あいが、そいで、こい』(柴田啓佑監督)で主演し、同年には上田慎一郎監督、中泉裕矢監督、浅沼直也監督の3人の監督で話題となった『イソップの思うつぼ』にメインキャストとして出演。

2020年には内山拓也監督『佐々木、イン、マイマイン』や宇賀那健一郎監督『転がるビー玉』、井筒和幸監督『無頼』など出演作品が8本にも及んだ。

また監督、脚本、主演を務めた『still dark』が「とよはし映画祭」でグランプリを受賞するなど監督としても活躍している。

その他の出演作品に、『お嬢ちゃん』(二宮隆太郎監督)、『僕たちは変わらない朝を迎える』(戸田彬弘監督)、『君に幸あれよ』(櫻井圭佑監督)などがある。

芋生遥/玉役

1997年生まれ、熊本県出身。2014年の「ジュノン・ガールズ・コンテスト」にてファイナリストに選ばれ、翌年より女優業をスタート。

映画をはじめ、テレビドラマや舞台、CM へ出演多数。着実に実績を積み 2020 年公開の主演映画『ソワレ』(外山文治監督)で各方面からより注目される。

近年の主な出演作品に映画『37セカンズ』(HIKARI監督)、『#ハンド全力』(松居大悟監督)、HOKUSAI』(橋本一監督)、『ひらいて』(首藤凜監督)、『牛首村』(清水崇監督) 、『浮かぶ』(吉田奈津美監督) などがある。

三輪晴香/菊役

1996年生まれ、滋賀県出身。「ミスヤングチャンピオン 2014 グランプリ」を受賞するなどグラビアアイドルとして活躍後、CM や舞台など女優として活動している。

『おとな釣り倶楽部』(テレビ神奈川) ナビゲーターとしてレギュラー出演中。主な出演作品に『トモダチゲーム』(日本テレビ)、『特捜9』(テレビ朝日)、『海にのせたガズの夢』(矢口鉄太郎監督)、『あの庭の扉をあけたとき』(蜂須賀健太郎監督)などがある。

特技は日本舞踊、三味線、書道(六段)。

小平哲兵監督監督プロフィール

1987年生まれ、福井県越前町出身。高校卒業後に漁師になるが、映画製作を夢見て上京、2014年ニューシネマワークショップに在籍。

在籍中に短編映画『父の日』を監督し、2017 年には地元・福井の港町を舞台した初の長編映画『トンカカトン』(劇場未公開)を監督。本作が劇場デビュー作となる。

短編映画『父の日』(2014)

・新人監督映画祭 準グランプリ
・うえだ城下町映画祭 審査員特別賞受賞
・福井駅前短編映画祭 観客賞受賞

『トンカカトン』(2017)

ライジングサン・インターナショナル映画祭 正式出品
日本インディーズ映画祭 正式上映

小平哲兵監督よりコメント

1.映画の発端/題材について

‐映画の発端は高山市文化協会からの依頼で、高山に由来のある文化人を調べていた時に瀧井孝作氏の『初めての女』という晩年の作品に出会いました。

2.脚本/取材について

‐脚本についてはテーマを“忘れない”に設定し、テーマ性を如何に脚本の行間で出せるかを工夫しました。

スタッフやキャストに様々な読み方をして貰えることが大きな課題でした。

原作が私小説ということもあり、瀧井孝作氏の子孫の方や現地の人に話を伺い、彼の人生や人となりを聞き、映画の中での孝作を人間臭く表現できるように努めました。

3.ロケ地について

‐ロケ地については、観光地という事もありその当時のまま幾分か残っていて助かりました。更になんといっても地元の人々の協力がとても心強く、昼夜問わず様々な場面で助けて頂きました。

4.現場づくり/演出について

‐演者の方々には役になっていく過程を「どれだけ遠回りして貰うか」に、気を付けながら接していました。限られた時間しか用意できませんでしたが、自身の今までの人生を投射し役の声を織り交ぜ演じて貰えたと感じます。

現場に関しては、私はスタッフに出来ないことは出来ませんと甘え、私が一人部屋に閉じこもっていても私以外のスタッフ達で集まり、そのことで絶望的な状況下を乗り越えられたと思います。スタッフ達に諦める人が居なかったので助けられた、そんな現場でした。

【作品情報】

映画『初めての女』
2024 年|カラー|113分|シネマスコープ|日本映画
出演:髙橋雄祐/芋生悠/三輪晴香/藤江琢磨/ジャン・裕一/保坂直希/籾木芳仁/大地泰仁/栗田真和/西興一朗/石原久
監督/脚本:小平哲兵
脚本:桑江良佳/羽石龍平/プロデューサー:柳井宏輝/撮影監督:仁宮裕/照明:柳田慎太郎
原作:瀧井孝作「俳人仲間」(新潮社)/原作協力:小町谷新子
製作:一般社団法人 高山市文化協会/配給:TRYDENT PICTURES
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