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「できるだけリラックスして撮影に臨んで欲しい」
座長として、共演者である川西拓実とのコミュニケーション

©むつき潤・小学館/「バジーノイズ」製作委員会
©むつき潤小学館バジーノイズ製作委員会

ーーー潮は、人との距離感もぐいぐい詰めていく方ですが、その点はいかがでしょうか?

「私は話しかけられるのを待つタイプなので、正反対ですね。いろいろなお話を聞くのは好きですが、自分から話しに行ったり、パーソナルスペースにぐいぐい入ったりはしないので、そこが違うと思います」

ーーー映画『バジーノイズ』の現場では、座長のような役割を担って盛り上げていたとプレス資料にありましたが、撮影現場ではどのようなコミュニケーションをとっていたのでしょうか?

「清澄役の川西さんとは初共演なのですが、川西さんは人見知りのようで、すごく緊張されていたんです。『コミュニケーションをとって、緊張をほぐしてあげなければ』と風間監督と話し合って、『では私が頑張ってみます!』と、できるだけ川西さんに話しかけました。得意ではないけれど、清澄と潮は仲良くなっていく関係性なので、できるだけリラックスして撮影に臨んで欲しいと考えていました」

ーーー川西さんはJO1のメンバーとして、いつも素晴らしいパフォーマンスを見せていますが、俳優の川西さんと共演した印象は?

「『どういう方なのかな』と思って、撮影に入る前にJO1のパフォーマンスを見たりして、リサーチしました。私はグループ活動も歌もダンスもしたことがないので、JO1の川西さんは、すごくキラキラと輝きを放っていて圧倒されました。なんとなく『きっと明るい方なんだろうな』と思ってお会いしたら、緊張でガチガチだったんです(笑)。

でも、撮影現場で清澄とまっすぐ向き合って、努力を惜しまない姿は印象深かったです。川西さんにしか演じることができない、どこか目が離せない、かまってあげたくなる清澄を川西さんは繊細に表現されていて、きっと川西さんの頭の中では、清澄のことが常にぐるぐると駆け巡っていたんだと思います」

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