“シニア映画”と侮ることなかれ…百花繚乱R70主人公祭り! 映画『ラストターン』他、シニアの生き様を描く注目作を一挙紹介
今や人生100年時代。年齢を重ねた今だからこそ、若い頃にやり残したことに挑戦したり、第2の人生を模索するシニア世代を描く映画に注目が集まる。ゴールデンウィーク以降、オリジナル脚本で描く希望の映画『ラストターン 福山健二 71歳、二度目の青春』を皮切りに、”シニア”映画が続々と公開予定だ。今回は注目作を一挙にご紹介。
71歳の主人公が送る青春
深い人生経験を魅せる
これまで年齢を感じさせないワイルドなイメージが強かった岩城滉一が、『なにわ忠臣蔵』(1997)以来、約26年ぶりに映画で主演を務める本作。
ごく普通に暮らし定年を向かえた71歳になる男が、認知症だった愛妻を看取り、刻々と近づく人生の最期を意識し始めていたが、自身の物忘れに不安を覚え始め市のコミュニティクラブへ参加することを決意。さらには、ずっと苦手だった水泳に挑戦するなど、新たな一歩を踏み出してく物語。
そして、ゴールデンウィーク以降、本作を皮切りに、シニアの生き様を描いた映画が続々公開される。
かつて岩城と共に「クールス」に所属した舘ひろし(74)、そして柴田恭兵(72)の当たり役『帰ってきた あぶない刑事』、橋爪功(82)と高畑淳子(62)が定年退職後の熟年夫婦を演じる『お終活 再春!人生ラプソディ』、平泉成(79)初の主演作で、カメラマンと弟子の若者との交流を描いた『明日を綴る写真館』、そして100歳を迎えた作家・佐藤愛子のエッセイを90歳を迎えた女優・草笛光子が演じる『九十歳。何がめでたい』など、百花繚乱だ。
人生百年時代、いずれ行く道。深い人生経験を魅せてくれる俳優たちに大注目!
【ストーリー】
定年退職し、認知症だった愛妻も看取り、一人一軒家で暮らす福山健二(71)。寂しくはあるが、穏やかでささやかな幸せの日々の中、ある日、物忘れに不安を覚える。
刻々と近づく人生の最期を意識し始めた健二は、息子家族にも誰にも迷惑かけずに過ごせるよう、健康維持と「認知症予防」に取り組み始める。
その一つとして、市のコミュニティクラブをに参加した健二は、橋本(71)という陽気な老人と知り合い、酒屋や病院検査を共にして、友好を深めていく。
ある日、水泳教室体験入会の張り紙を見つける2人。全く泳げない健二は躊躇するのだが、橋本の「出来ない事、出来るようになるの愉快じゃないですか?」という言葉に後押しされ、水泳教室に参加することにする。
水泳講師・岸本香里(24)の指導を受けることになった健二たち。健二は水泳を、今生きる人生のために、大切な「挑戦」であり「目標」だと考えはじめー。
映画『ラストターン 福山健二 71 歳、二度目の青春』
5月10日(金)全国公開
キャスト:岩城滉一 高月彩良 淵上泰史 西尾まり 三浦誠己 / 貫地谷しほり(友情出演) 田山涼成 宮崎美子
監督・脚本:久万真路
製作プロダクション:ザフール
配給:イオンエンターテイメント
©2023『ラストターン』製作委員会
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