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「音楽映画ではなく音映画に…」映画『バジーノイズ』風間太樹監督インタビュー。シナリオ作りで加筆した設定とは?

SNSで『エモい』と話題を呼んでいる⻘春音楽コミック原作の映画『バジーノイズ』が5月3日から公開。今回は、ドラマ『silent』も手がける風間太樹監督にインタビューを敢行。出演者である川⻄拓実さん、桜田ひよりさんとの会話や、“音”に追求した楽曲の作り方など、こだわりをたっぷりとお聞きした。(取材・文:タナカシカ)

「原作の持っている空気感と音の描き方に秀逸さを感じた」

©むつき潤・小学館/「バジーノイズ」製作委員会
©むつき潤小学館バジーノイズ製作委員会

―――本作は、むつき潤さんによるコミックが原作ですが、プレス資料によると山田(実)プロデューサーが本作の映画化を企画したそうです。どのような流れで風間監督は携わることになったのでしょうか。

「2022年の春先、2月くらいに、映画を一緒に企画しませんかということで山田プロデューサーからお誘いいただいて、その中で『バジーノイズ』が浮上し、具体的にお話を聞いた流れだったと思います」

―――今回の企画にあたり、原作を読み直されたそうですが、再度読んだ時の印象や感想をお聞きできればと思います。

「2018年の出版当初に感じていたことですけど、原作の持っている空気感と音の描き方に秀逸さを感じていて、幾何学模様と、線で描かれている音を、どういった形で表現していくかなどを考えながら原作を読み直しました」

―――今回、音楽を担当されたYaffleさんとは元々親交があったそうですが、どういったご関係性だったのでしょうか。

「僕が監督助手として関わっていた永井聡監督の映画作品『キャラクター』(2021)のダビングにお邪魔した際にYaffleさんが劇伴を担当されていて、そこで紹介してもらったのがきっかけです。

それから共通の知人と3人でお茶をする機会があって、いろいろな音楽のお話を伺ったんですが、聞けば聞くほど、『バジーノイズ』の世界の中で鳴る音のイメージが広がって、Yaffleさんにいてもらえたら心強いなと思ったんです」

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