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『THE3名様』から生まれたさまざまな出会い

写真: 宮城夏子

写真: 宮城夏子

 

―――最後に、お三方にとって『THE3名様』ってどういう存在なのかをそれぞれお伺いできればと思います。

塚本「一言で言うのは難しいんですが、やっぱりこの作品とこの2人、それからスタッフさんたちと出会えた人生と、出会えていなかった人生とでは、大きく世界線が違うというか…」

佐藤「めっちゃ素敵なこと言うじゃん。今の言葉、佐藤が言ったことにしてください(笑)」

塚本「やめなさい!(笑)自分の言葉で絞り出してくださいよ」

佐藤「てか、今の言葉、前の取材でオレがまんま言った言葉じゃなかったっけ?(笑)」

塚本「いやいやいやいや、言ってないでしょ(笑)」

佐藤「まあ、いいよ。大人だから。年上だから一応いいよって言っておく(笑)」

塚本「成長して急に腹黒くなったなあ(笑)」

岡田「高史がそんな良いこと言うなんて悔しいよ(笑)。まあ、高史の言葉に集約できますが、僕にとって『THE3名様』は、クランクアップの日に何年後かにまた同じスタッフ・キャストで集まってやりたいなって常に思える、そんな作品ですね」

佐藤「実は『THE3名様』は、『ロッカーズ』(2003)っていう映画で3人が共演した時に、プロデューサーの森谷さんに『この漫画をこの3人で実写化したい』って僕が無茶振りしたのがはじまりなんです。そんなきっかけから作品が実現するってなかなかないですし、こうやって復活できたことも本当に嬉しく思っています。

復活するときも待ち望んでくれていた方の沢山の応援の声があって、イベントにも本当に沢山の方に来ていただいたので、応援してくださる人がいる限りは続けていきたいですね。あと、僕たちは定期的に作戦会議をしているのですが、今後はもう一歩踏み込んで、見てくださる方が更に楽しめるようなアイデアも仕掛けていきたいな、と思っています」

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