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吉永⼩百合映画⼥優デビュー65周年記念企画。『吉永小百合青春時代写真集』発売記念特別上映会イベントオフィシャルレポート

text by 編集部

“吉永⼩百合の⻘春時代”をテーマに実施される、「吉永⼩百合 映画⼥優デビュー65周年記念企画」。その⼀環として、この度5⽉24⽇に、『吉永⼩百合⻘春時代写真集』発売記念特別上映会イベントが池袋・新⽂芸坐にて開催された。 作品の上映後には、吉永⼩百合と娯楽映画研究家の佐藤利明⽒が登壇し、吉永の出演作について語った。

「私の大切な大切な宝物」
吉永⼩百合が自身の出演作を語る

「吉永⼩百合 映画⼥優デビュー65周年記念企画」とは、吉永⼩百合のスクリーンデビュー65周年を記念して、“吉永⼩百合の⻘春時代”をテーマに2年間にわたり実施されるもの。

6⽉6⽇(⽊)に⽂藝春秋社から刊⾏される『吉永⼩百合⻘春時代写真集』の発売に先⽴ち、5⽉24⽇(⾦)池袋・新⽂芸坐にて、吉永⼩百合が⾃ら選んだ2作品の上映を⾏う発売記念特別上映会を実施し、上映後に娯楽映画研究家の佐藤利明⽒と共に吉永⼩百合が登壇。

⽇活映画と共に過ごした⻘春時代の話、今回選定された2作品について、写真集『吉永⼩百合⻘春時代写真集』(⽂藝春秋社刊)についてなど⼤いに語らった。

吉永が「朝早くから映画を⼆本⾒ていただいて、これからご⼀緒に素敵な時を過ごしたいと願っています。本当にたくさんの⽅に来ていただいて、とても嬉しい気持ちでおります」と挨拶をし、会場に登場すると、会場は暖かな拍⼿で包まれイベントはスタートした。

吉永は、この⽇に上映された映画『潮騒』(1964)について、⾃⾝が19歳の時の作品であると語り、「三島由紀夫さんのとても素敵な原作で、やらせていただくということだけでもとても嬉しかったのですが、神島という美しい景⾊の島に⾏って、みんなで⼀⽣懸命ロケをしました。何年か経って神島に伺った際には、映画の撮影の際に⼀緒に遊んだ⼦がまた来てくれ、懐かしい思い出があります」と当時を振り返ってコメント。

そして、⾃⾝の初めての海外ロケ作品である『⾵⾞のある街』(1966)については、「映画の主題歌をオランダでレコーディングするというとても素晴らしいことがあり、とても印象に残っています。そして、⼤好きな芦川いづみさんと⼀緒にオランダに⾏けたということも思い出に残っています。もちろん、浜⽥さんもね(笑)」と、本⽇上映された2作品をはじめ、44本もの共演作があり“純愛コンビ”とも呼ばれた浜⽥光夫についてもチャーミングにコメントをした。

そして、本⽇完成したばかりで6⽉6⽇に⽂藝春秋社から刊⾏される『吉永⼩百合⻘春時代写真集』の表紙の写真がスクリーンに映し出され、進⾏の佐藤が、吉永の⽇活での最初の出演作品・映画『拳銃無頼帖 電光⽯⽕の男』(1960)のポートレートであることを紹介。

吉永は初めて⽇活撮影所に⾏った⽇のことを振り返り、「⾼校に⾏ったら、⼀⽣懸命勉強をしようと思っていたのですが、⾼校の⼊学式の⽇に⽇活撮影所に⾏ったことを今も覚えています。⽇活からは、年間2本出れば良いと⾔われたのですが、翌年にはなんと16本も出たりして、ほとんど学校には⾏けなくなってしまったのは残念でしたが、⽇活というところが私にとっての学校になった感じでした」と明かした。

続いて、5⽉25⽇から6⽉28⽇までの1ヶ⽉間、「1960年代―吉永⼩百合と私たちの⻘春」と題して、神保町シアターで20本の⽇活⻘春映画が上映されることが紹介されると、「とても嬉しいですし、私もずっと⾒ていない作品もあるので、できればこそっと⾏ってみたいなと思っています」と喜びながらコメント。

さらに、佐藤から、6⽉5⽇には『純愛ブルーレイボックス』と題して、吉永の出演作5作品が初ブルーレイ化され収録された作品集も発売されることも発表され、「写真集に、ブルーレイ、そして記念上映と、⽇活映画⻩⾦時代が蘇ったような感じがしますね」と振られると、「65周年ということで、こういったイベントをやってくださるということだけでも、とても緊張してしまいますし気恥ずかしいのですが、よくここまで歩いてこられたと⾃分でも今思っています」と胸のうちを語った。

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