ホーム » 投稿 » 日本映画 » 劇場公開作品 » 関根光才監督×杏主演。映画『かくしごと』主題歌を手掛けた羊文学とのスペシャルコラボ映像解禁&コメント映像到着

関根光才監督×杏主演。映画『かくしごと』主題歌を手掛けた羊文学とのスペシャルコラボ映像解禁&コメント映像到着

text by 編集部

関根光才監督手掛ける心揺さぶるヒューマン・ミステリー『かくしごと』が、6月7日(金)に公開される。この度、羊文学による同作の書き下ろし主題歌「tears」のスペシャルコラボ映像が解禁された。さらに、羊文学が作品と楽曲について語るコメント映像が到着した。

関根光才監督待望の長編第二作『かくしごと』、6月7日(金)公開!

©2024「かくしごと」製作委員会
©2024かくしごと製作委員会

『生きてるだけで、愛。』(18)で鮮烈な長編監督デビューを飾った映像クリエイター、関根光才の待望の長編第二作目となったのは、杏を主演に迎えた、子を守る母親の強烈な愛と嘘の物語。

原作は「ミステリー作家が描く感動小説」として評価も高い、北國浩二の「噓」(PHP文芸文庫) ※「噓」は正字。主人公・千紗子役に、ドラマ、映画、モデルと幅広く活躍する俳優、杏。

「今の自分だからこそ演じることができる」と、その深い母性を芝居を超えて体現し、鮮やかに観る者の心に焼き付ける。

父・孝蔵役には、名優、奥田瑛二。認知症を患い、娘のことすら忘れ、日に日に別人のように衰えてゆく姿を、静かながら胸に迫る演技で圧倒する。少年役に中須翔真、さらに佐津川愛美、酒向 芳、安藤政信といった実力派俳優が脇を固める。

主題歌は、TVアニメ『呪術廻戦』「渋谷事変」のエンディングテーマ「more than words」がストリーミング1億再生を突破し話題になったオルタナティブロックバンド羊文学による書き下ろし楽曲「tears」。

人の目も社会も関係なく、子への揺るがない愛を貫き通す千紗子の深く激しい母性をあなたは受け入れることができるか─。心揺さぶるヒューマン・ミステリーが誕生した。

千紗子の嘘と涙がとらえられた特別映像とともに作品に呼応する美しい歌詞を堪能。『かくしごと』×羊文学「tears」スペシャルコラボ映像解禁

杏演じる主人公・千紗子が、事故で記憶を失った少年・拓未を自分の子どもとして匿う、深く激しい母性をとらえた映画『かくしごと』。本日、羊文学が書き下ろした主題歌「tears」と本編映像がコラボしたスペシャル映像が解禁。

「あなたは私の子どもなの」という千紗子のセリフから始まる特別映像には、千紗子と拓未、孝蔵が出会い、疑似家族として生活していく様子が映されている。さらに、千紗子が拓未に記憶を失くした理由を語るシーンも収録。

「あなたはね、悪い人たちにさらわれてたの。それで、記憶を失くしてしまった。でも、もうそのことは、忘れていいから」と、嘘を重ねる千紗子が拓未を抱きしめる表情に千紗子の葛藤が浮かぶ。

千紗子と拓未が心を通わせるシーンが中心となっていた前半とは一変、後半では、拓未が千紗子の前から少しおびえたように去っていくシーンや、千紗子が決死の表情で海に向かって歩く様子など、緊迫感漂うシーンが続く。

胸に秘めた思いが溢れ、涙をこぼす千紗子の表情には心を揺さぶられずにはいられない。

さらに、映像には「tears」の歌詞が添えられ、「どうしてあんなに泣いたのかも」「長い噓から覚めた二人は」といった『かくしごと』のストーリーに呼応する美しい詞を堪能することができる。

関根光才監督の前作『生きてるだけで、愛。』のファンだったという羊文学のメンバーが本作を想って作り上げた楽曲は、鑑賞後の観客の気持ちをやわらかく掬い上げてくれる。ぜひともその楽曲を劇場の音響でご堪能いただきたい。

羊文学よりコメント映像到着! 「初めてメンバー以外の楽器を入れた」溢れそうな気持ちをチェロで表現、羊文学初の試み

スペシャルコラボ映像の解禁に合わせて、羊文学よりコメント映像が到着。

主題歌のオファーが来たときの心境を「関根監督の『生きてるだけで、愛。』を観たことがあって、そのエンディングがすごく好きだったことを思いだして、丁寧に作ろうと思いました」と明かした。

初めて本作を観た印象について、ボーカル・ギターの塩塚モエカは「ずっとはらはらしました。どういう風に終わっていくのか、救いはあるのかということをヒリヒリと感じながら観ました」と語る。

ベース・コーラスの河西ゆりかは「一番最後のシーンがすごく印象的でした。その後に流れる自分たちの曲が、これまでの物語を振り返れるような余韻が残るような曲になったらいいなと思って、気持ちを込めて弾きました」と作品から受けた影響を明かした。

繊細なチェロの音色がひときわ引き立つ本楽曲だが、本楽曲で初めてメンバー以外の楽器を入れたという。「チェロが感情的な役割を果たしてくれました。溢れそうな気持ちみたいなものをチェロが表現してくれました」と音色の秘密を明かした。

また、曲のタイトルについて、「涙がいっぱいぽろぽろ落ちるという意味で、『tears』にしました。映画の先の未来をエンドロールで(表現)できたらいいなと思い、“三人家族”がこれからこういう風に進んでいったらいいなとイメージしながら書いていきました。涙のあとの気持ちの曲にしようと思って、こういう(タイトルに)しました」とタイトルに込めた願いを語っている。

ひとつの<嘘>をきっかけに明かされていくそれぞれの<かくしごと>とは―。心揺さぶるヒューマン・ミステリー、『かくしごと』をぜひ劇場でご鑑賞いただきたい。

【STORY】

絵本作家の千紗子(杏)は、長年絶縁状態にあった父・孝蔵(奥田瑛二)の認知症の介護のため、渋々田舎に戻る。

他人のような父親との同居に辟易する日々を送っていたある日、事故で記憶を失ってしまった少年(中須翔真)を助けた千紗子は彼の身体に虐待の痕を見つける。少年を守るため、千紗子は自分が母親だと嘘をつき、少年と暮らし始めるのだった。

ひとつの“嘘”からはじまった千紗子と少年、そして認知症が進行する父親の三人の生活。最初はぎこちなかった三人だが、次第に心を通わせ、新しい家族のかたちを育んでいく。しかし、その幸せな生活は長くは続かなかった。

許されないとわかっていても、なぜ彼女は嘘をついてまで少年を守ろうとしたのか。そして、このひとつの嘘から明かされていく、それぞれの<かくしごと>とは―。ラスト、彼女が知る真実に、あなたもきっと涙する。

【作品情報】

脚本・監督:関根光才
出演:杏、中須翔真、佐津川愛美、酒向 芳、安藤政信、奥田瑛二 ほか
原作:北國浩二「噓」(PHP 文芸文庫刊)
音楽:Aska Matsumiya
主題歌:羊文学「tears」F.C.L.S.(Sony Music Labels Inc.)
製作幹事:メ~テレ ホリプロ
企画・制作:ホリプロ
配給:ハピネットファントム・スタジオ
©2024「かくしごと」製作委員会
2024年/日本/カラー/ヨーロピアンビスタ/5.1ch/128 分/G/
公式HP

【関連記事】
今、最も演技が上手い30代俳優は? 圧巻の芝居で魅せるカリスマ5選。日本映画界を牽引する天才をセレクト&魅力を深掘り解説
大河ドラマ史上もっとも演技が上手かった主演俳優は? 最高の主役5選。鳥肌が立つほど凄まじい…歴史に残る名演をセレクト
「凄い変身…!」妻夫木聡が出演する最高の映画5選。肉体改造でポッチャリ体型に! 渾身の役作りが光る代表作だけをセレクト

error: Content is protected !!