監督陣&キャスト陣登壇!『MIRRORLIAR FILMS Season5』公開記念舞台挨拶オフィシャルレポート
デンマーク日本映画祭でのワールドプレミアも決定! 短編映画制作プロジェクト『MIRRORLIAR FILMS Season5』が、5月31日(金)より2週間限定上映中だ。この度、5月31日(金)に公開記念舞台挨拶が実施され、竹中直人やお笑いコンビ・スクールゾーンの橋本稜、俵山峻など、総勢11名が登壇した。
『MIRRORLIAR FILMS Season5』公開記念舞台挨拶に竹中直人監督ら豪華メンバーが集結!
この度、『MIRRORLIAR FILMS Season5』が5月31日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて2週間限定上映中だ。
『MIRRORLIAR FILMS』(読み方:ミラーライアーフィルムズ)は、クリエイターの育成発掘を目的とする短編映画制作プロジェクト。
2021〜22年公開のSeason1〜4では俳優、映画監督、漫画家、ミュージシャンなどが監督した36本の短編映画を発表した。
Season5〜8では、竹中直人、大橋裕之、小栗旬、浅野忠信といった著名クリエイターの作品から一般公募作品まで、多彩な短編映画が集まった。
この度、公開を記念した初日舞台挨拶が5月31日(金)に渋谷のヒューマントラストシネマ渋谷にて開催され、『MIMI』より俳優の森永悠希、榊原有佑監督、さらに出演者で本プロジェクトのプロデューサーでもある阿部進之介、『たてこもり』より、主演を務めた演技力とコンビネーションが話題のお笑いコンビ・スクールゾーンの橋本稜、俵山峻、竹中直人監督、『変哲の竜』より大橋裕之監督、『NAIKU』よりピウス・マチュルスキス監督、『さようなら、あおいの赤いメガネンティティ』より巖川虎太郎監督、『駆け抜けたら、海。』より十川雅司監督、そして本作プロデューサーの下京慶子の総勢11名が登壇した。
全6編の監督、キャストらがずらりと勢ぞろいした舞台挨拶では、それぞれの作品がついに公開を迎えた心境など、ここでしか聞けない話を語り尽くした。
『MIRRORLIAR FILMS』もSeason5を迎え、新しいステージに突入した。
俳優でもあり本プロジェクトのプロデューサーも務める阿部は「本日は無事に初日を迎えることができました」と笑顔を見せると「こんなにたくさんの方にご来場いただき本当に嬉しく思っています」と感謝を述べる。
続いて『たてこもり』を手掛けた竹中監督は「阿部さんと山田孝之さんが、『MIRRORLIAR FILMS』というプロジェクトをやっていることは知っていたので、いつか僕に声を掛けてくれないかなと思っていたのですが、なかなか声を掛けてくれなかったんです。(山田)孝之にはビシビシとアピールしていたんですけれどね」と発言し会場を笑いに包み込むと、「『なんだよ!』とひねくれる寸前で声を掛けていただき『やったー!』ってなりました」と笑顔を見せる。
竹中監督の言葉に阿部は「ひねくれる寸前だったんですね。危なかったです」と笑顔を見せると「竹中さんからどうやら撮りたいというオーラをビシビシ感じていたので、ぜひ盛り上げてほしいと思ってお願いしました」とオファーの理由を語っていた。
『たてこもり』で主演を務めたお笑いコンビ・スクールゾーンの橋本と俵山は、心待ちにしていたという竹中監督の作品に起用されたことを「嬉しかった」と語ると、竹中監督は「僕はずっと二人のファンだったんですよね」と相思相愛でのタッグが実現したことを明かしていた。
本作のオープニングとなる『MIMI』の榊原監督は「『MIRRORLIAR』というワードから、俳優、鏡というキーワードで着想を得て映画を作りました」と語ると「脚本上空欄にしているシーンが多く、横浜流星さんと森永さんは本番ぶっつけの一発撮りでお願いしているんです」と裏話を披露する。
森永は「本編で観ていただいた尺の倍以上の長回しで、しかもほぼアドリブというお芝居は、これまでの僕の俳優人生を試されているような気分でした。すごくハラハラドキドキしていたんですよ」と心境を吐露。
続けて森永は「役者さんの仕事に対する向き合い方がテーマとなっている作品です。それぞれいろいろな形があると思いますが『こういう向き合い方をしている役者さんもいるんだな』と思っていただければ嬉しいです」と語っていた。
以前、竹中をはじめ山田孝之、齊藤工が監督を務めた映画『ゾッキ』の原作を手掛けた漫画家の大橋は、今回『変哲の竜』でお笑い芸人・又吉直樹を主演に起用し商業映画初監督を務めた。
大橋監督は映画の企画について「友達の家の匂いを思い出したのは僕の経験談だったのですが、僕は物語のように、連絡はしませんでした」と語ると、又吉のほかにも山田孝之、伊藤沙莉という錚々たる俳優たちの演出については「僕から何もいえるようなことはありません。素晴らしい俳優さんなので……」と謙遜していた。
この日は、公募から劇場公開に至った『さようなら、あおいの赤いメガネンティティ』の巖川監督、『駆け抜けたら、海。』の十川雅司監督、そしてリトアニアから急遽来日した『NAIKU』のピウス監督も登壇。