京本大我の提案でニックネームで呼び合っていた撮影現場
―――京本さんとは初共演ですが、一緒にお仕事されていかがでしたか?
「ピアノという共通点があったので、最初からそれほど距離を感じずにお芝居できたのはありがたかったです。お仕事をする前は、漠然とクールな王子様的な方なのかなと思っていたのですが、撮影するうちにお茶目だったり、いたずらっぽい一面も見えてきたりして、チャーミングな方だなと思いました」
―――共演をするにあたり、お互いに呼び名を決めたそうですね。
「京本くんに『お互いに京本さん、古川さんじゃなく、呼び名を決めよう。なんて呼ばれている?』と聞かれたので、私は小さい頃の呼び名の『こっちゃん』、京本くんはファンの方に呼ばれている『きょも』という呼び名に決まり、撮影中はそう呼び合っていました。でも撮影から1年経って会ったら、また京本くんに戻ってしまいました(笑)」
―――俳優・京本大我さんの魅力は何だと思いますか?
「完成した映画を観て感じたことなのですが、京本くんは舞台経験も豊富で、SixTONESとして歌とダンスもされているから、体に感情を込めるのがすごく上手なんです。湊人が雪乃を探したり、追いかけたり、ピアノを弾いたりするときの動きは、セリフがなくても伝わってくるものがありました。それは一緒に演技しているときには気づけなかったことです」