「体を動かす瞬発力などが鍛えられていた」
演技に活かされているダンススキル
写真:武馬怜子
―――ちなみに得意なダンスは?
「僕はロックダンスが得意です。型が決まっていてダンスのシルエットがとても綺麗なんです。ヒップホップはノリが重要で流れるようなダンス。これはこれでかっこいいのですが、ロックダンスは緩急がはっきりしていて、ダンスに詳しい人が見ると技術の高さがよくわかるのがロックダンス。ダンサーそれぞれのこだわりも強くあるところも好きです」
―――ダンスのスキルがお芝居に活かされていると感じますか?
「バンバン感じます。お芝居はセリフだけでなく同時に動きもつけますよね。例えばセリフを言いながら、テーブルの上のペットボトルをパッと取ったり。僕はそういう動作が自然にできていたらしく、監督から『体がスッと動くね』と褒められたことがあります。
芝居経験がないと、セリフを言いながらの動作はぎこちなくなることが多いけれど、僕にはそのぎこちなさがなかったそうです。それはダンスで体を動かす瞬発力などが鍛えられていたからかなと思っています」