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塚本高史「ずっと一緒にやっていても全然飽きることがない」3人にとってのモノづくり

左から塚本高史、佐藤隆太、岡田義徳 写真:Wakaco

左から塚本高史、佐藤隆太、岡田義徳 写真:Wakaco

―――お三方は取材の合間にもずっとお喋りをされていて、仲の良さが伝わると同時に、お話を聞いていると、ふとした雑談から具体的なアイデアが生まれる瞬間があって感動しました。こういう風にして作品が出来上がっていくのかと。

佐藤「確かにそうかもしれません。『THE3名様』の現場ではすべてがものすごいスピードで進んでいくんですけど、その中でも『ここ、こうしたら面白いんじゃない?』って、その場で生まれたアイデアを採用することも多くて」

塚本「そうだね。あと忘れてはいけないのは、僕らの即興的なアイデアを面白がってくれるスタッフの人たちと一緒にお仕事ができているということですね」

岡田「そうだね。そこは本当にありがたいよね」

―――忌憚なく意見を交わし合って、共にアイデアを具現化できるような関係性ってそう簡単には築けないですよね。その点、お三方の関係性はとても素敵だと思います。

塚本「そう言ってもらえるのは嬉しいですね。個人的にも、よっしーの中にある遊び心とか、隆ちゃんが持っているお客さんをワクワクさせるセンスがすごく好きで。この人たちは観た人が『何だこれ、面白い」って思ってもらえるようなものを常に考えていて、ずっと一緒にやっていても全然飽きることがないんです。その点、僕は結構2人に任せているところがあって。これはあんまり口に出して言ったことはないんですけど」

佐藤「僕も義徳くんも高史に対する信頼感というのは並々ならぬものがあるんです。自分のことじゃなくて『高史がこれをやったら面白いんじゃないか』っていう形でアイデアを思い付くことも多くて。今回の映画でも、犯人とのやり取りにおける、細かい目配せとか、セリフの間とかはその場でアイデアを詰めていったんですけど、高史はこちらの想像通り…どころか想像を超えるクオリティの芝居で応えてくれました」

岡田「僕らがふと思いついたアイデアを、高史に『これ、どう思う?』ってジャッジしてもらっている感じはありますね。アイデアが良かった場合は『うん、面白い』って言ってくれるし、逆にイマイチの時は、はっきり言ってくれるので。僕は隆ちゃんにもよく訊くんだけど、結構高史に訊くことが多いかもしれない。隆ちゃんと俺が思い浮かんだアイデアを高史に投げて聞くってことは、1つのパターンになっているかもしれないですね」

―――お話を伺って、お三方の信頼関係の深さを実感することができました。本日はありがとうございました!

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