「とりあえず握手を求めに行きました(笑)」
柳楽優弥との共演について
写真:Wakaco
―――夏目アラタを演じた柳楽優弥さんとの共演はいかがでしたか?
「柳楽さんはとても優しい方で、お弁当も横で食べてくださったり、おしゃべりもずっと横でニコニコしながらして聞いてくださったり。私が『今はこういう写真の撮り方が流行っていますよ』って教えたら、そのポーズで一緒に撮ってくれました(笑)」
―――アラタと桃山の関係性をどのように作り上げていったのでしょうか。
「私はまだ演技経験が浅いので、相手の方にどう歩み寄っていいかわからなかったんです。なので、とりあえず握手を求めに行きました(笑)。柳楽さんもそんなことをしてくる人は初めてだったみたいでびっくりさせてしまったんですけど、一度温もりに触れておけばその後の関係性にも繋がっていくかなと思って。役柄としては、桃ちゃんはアラタの先輩なのですが、あんまりそこを意識し過ぎてもと思ったので、とにかく普通に過ごす時間を大事にしました」
―――アラタが真珠にどんどんハマっていく様子を傍で見ていて、どんな気持ちだったと思いますか。
「アラタはやんちゃでかっこつけているところもあるけど、根はすごく愛が深い人という印象があるので、7割は助けたい、残りは心配する気持ちがちょっとあるという感じですかね。桃ちゃんはアラタのことを弟のように思っているところもあるし、人として尊敬しているところもあると思うので『なんかあったら私が助けてあげるから!』みたいな気持ちだったんじゃないかな」