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『友近サスペンス劇場』は大人たちの文化祭!? 「『80年代っぽいサスペンスドラマ』トーク&特別上映イベント」に行ってみた

text by 司馬宙

1時間半という長尺にもかかわらず、300万回再生以上のヒットとなった『友近サスペンス劇場』。1980年代の2時間サスペンスを完全再現した世界観に魅了されたという方も多いのではないだろうか。そこで今回は、本作のトーク&特別上映イベントの様子を紹介。抱腹絶倒の180分の模様をいちはやくお届けする。(取材・文:司馬宙)

友近主演の2時間サスペンス!?

『友近サスペンス劇場』

『友近サスペンス劇場』の一幕

2024年9月13日。仕事を終えた私が、いつものようにYouTubeを開くと、おすすめ欄に見慣れない動画が上がっていた。

1時間30分という異例の長さのその動画は、一見、愛媛県を舞台にした1980年代の2時間サスペンスに見える。しかし、主人公のフリーライター黛京子を演じているのは芸人の友近で、相棒のカメラマン役はモグライダーの芝大輔だ。理解が追いつかない。

その上、温泉街での殺人事件や地元民による地元の名産品の紹介、そして崖での解決編など、「2時間サスペンスあるある」をこれでもかと詰め込んだ内容はクオリティが凄まじく、1時間半という長尺にも関わらず、一気見してしまった。

「これは絶対にバズる…!」そう直感した私は、すぐさま制作元の「フィルムエストTV」にオファーを敢行。翌日には、監督の西井氏のインタビューを行えるとの連絡が届いた。

そんな中、制作進行の方から、次のような誘いを受けることになる。

「10/1にトークイベントがあるので、よかったら来ませんか?」

制作進行の方の話によると、当日は西井監督の他に、主人公・黛京子役の友近と、相棒・奥野茂役のモグライダー芝大輔も登壇するという。

『友近サスペンス劇場』ファンとしては、このチャンスを見逃すわけにはいかないー。そう考えた私は、イベントの誘いを快諾。早速、黛京子よろしくカメラマンを引き連れて「現場」へ向かうことにした。

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