映画『他人は地獄だ』八村倫太郎、栁俊太郎、岡田結実、役づくりと3人の絆を語る。スペシャル鼎談インタビュー
韓国のWEBコミックを原作にしたサスペンスホラー映画『他人は地獄だ』が11月15日(金)より公開中だ。主人公の青年ユウを演じた八村倫太郎、その恋人・メグミを演じた岡田結実、謎の男・キリシマを演じた栁俊太郎の3名にインタビューを敢行。役づくりについて伺った。(取材・文/ZAKKY)
八村倫太郎「映像になるのが楽しみだと思いながら演じていた」
それぞれの役づくりについて
―――本作は元々、韓国発のWEBコミックが原作ですか、お3方は原作をご存じでしたか?
八村倫太郎(以下、八村)「僕は、読んでいましたね。ホラーやサスペンスものがそもそも好きなので、なんか怖いもの見たさで読んだのがきっかけでした。でも、不気味なタッチが怖すぎて最初は最後まで読み切れなかったですね(笑)。でも、もちろん、読破しましたよ。怖かったですけど。キャラクターの表情など、絵で見ると本当にヤバイですよね」
栁俊太郎(以下、栁)「僕は、WEBコミックは知ってはいたのですけど、読んでいなくて、韓国版のドラマの方は見ていました。面白かったですが、倫太郎ほどは怖がらなかったかな(笑)」
岡田結実(以下、岡田)「私も、知ってはいましたけど、読んではいなかったんです。ただ、韓国ドラマ版も含めて興味はあったので、メグミ役のお話があった時、「あ! あの作品だ!」とは、思ったんです。ただ、あえて、原作は読まないようにしましたね」
―――役作りについてお聞きしたいです。
八村「ほぼ全てのシーンに、注力しました。というのも、過激な内容になることはわかってはいたので、これが自分に務まるかなという不安がやはり、1番大きかったのです」
―――なるほど。
八村「ただ、物語としてすごく面白いこともわかっていましたし、ストーリーが最終的にひっくり返されるところは、自分でもワクワクしていました。映像になるのが楽しみだと思いながら演じていました」
栁「僕は韓国ドラマ版の印象が強かったので、数十分1話の連続ドラマを、1本の映画にした際に、どうまとめるんだろう? という疑問がまずあったんです。でも、台本を読んで、思わず唸りました。様々なキャラクターの魅力がしっかり立っているし、純粋に面白そうだなと」
岡田「私はまず、原作と脚本を読んだ時に、もう想像がつかなくて。これどうやって映像化するんだろうという印象でした。で、1人暮らしの部屋で夜中に読んだんですけど、ちょっと後悔しています。読んでいて本当に怖くなって、思わず後ろを見ちゃったりして(笑)
ただ、脚本を読み進めいくうちに、ストーリーの根幹にある出来事の『疑惑』が『確信』に変わっていく感覚があって、ドキドキしましたね。セリフに関してもリアルな自分の生活と重ねた時に、きっと私も同じようなことを言うだろうとも思いましたし」