TVアニメ版の先が描かれた意外なラストとは? 劇場版『「進撃の巨人」完結編 THE LAST ATTACK』考察レビュー
text by ガラガラ
2023年秋に堂々の完結を迎えたTV アニメ「進撃の巨人」シリーズ。監督・林祐一郎自らの指揮により、ブラッシュアップした劇場版『「進撃の巨人」完結編 THE LAST ATTACK』が現在公開中だ。今回は、大スクリーンでしか味わえない没入感や、驚きの追加シーンを解説。本作の魅力に迫る。(文・ガラガラ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】
※このレビューでは映画のクライマックスについて言及があります。
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【著者プロフィール:ガラガラ】
『名探偵コナン』やアニメ、映画関係のブログを書いている。→ブログ
感動と衝撃の結末
劇場版『「進撃の巨人」完結編 THE LAST ATTACK』は、「進撃の巨人」のクライマックスを描いた作品だ。
原作漫画は、「別冊少年マガジン」(講談社)にて2009年に連載が始まり、テレビアニメ版は2013年より放送され全世界で大ヒット。その後、実写映画やミュージカルなどの様々なコンテンツへと発展した。
そして、2021年に原作漫画が完結。テレビアニメ版も2023年に「The Final Season」が放送されており、テレビアニメ版も完結となった。
本作はそのテレビアニメ版「The Final Season」の完結編を再構築した内容となっており、主人公のエレン・イェーガー(声:梶裕貴)が始祖の巨人の力で「地鳴らし」を決行し、マーレの人々を踏みつぶすところからエンディングまでが描かれている。