『相棒』にはない派手な銃撃戦やアクションの魅力
©2024「帰ってきたあぶない刑事」製作委員会
2つの作品の最大の違いは派手な銃撃戦やアクションの有無だ。『あぶない刑事』は撃って撃って撃ちまくる。タカもユージも撃ちまくる。拳銃のみならずショットガンも撃つ。
2人とも悪に対しては情け容赦なく弾丸を浴びせ、そこに容赦の二文字はない。
対して『相棒』はアクションこそあるが派手な銃撃戦は殆ど無い。
これは主人公である杉下右京が”拳銃は人を殺す野蛮な武器”と嫌悪しているからである。
射撃訓練もボイコット。スタンガンのように人を麻痺させるだけの安全な銃の作成を職人へ依頼するという描写もある。
派手に銃火器をぶっ放す『あぶない刑事』と人命を大事にする『相棒』。方向性は違うが、言うまでもなくどちらも魅力的である。