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ラウールの原作再現度がスゴい…ヤンキー役でも際立つ“品”とは…? 映画『赤羽骨子のボディガード』考察&評価レビュー

週刊少年マガジンで連載中の同名コミックを映画化した『赤羽骨子のボディガード』が絶賛公開中だ。主演はSnow Manのラウール、ヒロインを出口夏希が務めており、その他にも豪華キャストが出演している。今回は、そんな本作のレビューを紹介する。(文・紺野真利子)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】

【著者プロフィール:紺野真利子】

エンタメ系ライター。映画誌やテレビ誌をメインに、俳優・アイドル・声優などのインタビュー記事やコラムを執筆中。好きなK-POPはBTS、SEVENTEEN、(G)-IDLE。好きな映画はマーベル全般、「スパイダーバース」シリーズ、「キングスマン」シリーズ、「プラダを着た悪魔」、「ラ・ラ・ランド」など。

原作者も「すごいお祭りが見られる」と興奮…。
週刊少年マガジンで連載中のコミックが実写映画化

©丹月正光/講談社 ©2024 映画「赤羽骨子のボディガード」製作委員会

©丹月正光/講談社 ©2024 映画「赤羽骨子のボディガード」製作委員会

『キングダム 大将軍の帰還』、『怪盗グルーのミニオン超変身』、『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』など、今夏も話題作が続々と公開されているが、その中でもぜひ注目してほしい1本が、『赤羽骨子のボディガード』だ。

 本作は、週刊少年マガジンで連載中の丹月正光によるコミックス「赤羽骨子のボディガード」を実写映画化。とある事情から100億円の懸賞金をかけられた赤羽骨子(出口夏希)。大好きな幼馴染である彼女のボディガードとなった威吹荒邦(ラウール)に与えられたミッションは、彼女にバレることなく守ること…。

 ストーリーはまさに“ザ・少年漫画”だが、威吹荒邦を演じるラウールの異次元のスタイルの良さとかっこよさ、そして赤羽骨子を演じる出口の圧倒的ヒロイン感とキュートさのおかげで、すんなりとその世界観に没入することができた。

 他のキャストも錚々たる顔ぶれが揃っており、原作者の丹月氏も「若手からベテラン、またあらゆるエンタメジャンルから勢揃いのメンバーを見たときに『これはすごいお祭りが見れるぞ!?』と心躍りました」とコメントしていたが、まさにずーっとお祭り状態! 観ていてワクワクの連続だった。

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