ホーム » 投稿 » 日本映画 » 劇場公開作品 » 眞栄田郷敦の“目の演技”が凄まじい…実写キャストに対する原作ファンの評価は? 映画『ブルーピリオド』考察&評価レビュー » Page 4

随所に現れるイマジネーションの世界

©山口つばさ/講談社 ©2024 映画「ブルーピリオド」製作委員会
©山口つばさ講談社 ©2024 映画ブルーピリオド製作委員会

 本作のもう1つの特徴といえば、イマジネーションの世界を表現した場面。八虎が青色に見えた早朝の渋谷を浮遊するシーンや、“縁”という言葉から金属を連想するシーンなど、原作でも印象的な場面がVFX技術を使って再現されている。

 劇中に使用される400点以上の絵は役者と作家が実際に描いている。リアリティ溢れる手触り感と、VFXなどのデジタル技術を融合させた本作のアプローチは、実写化における成功パターンとして今後も踏襲されていくのではないだろうか。

 物語の内容はもちろんのこと、作品の随所に感じられる熱いパッションをどうかご堪能あれ。

(文・苫とり子)

【作品情報】

眞栄田郷敦
高橋文哉 板垣李光人 桜田ひより
中島セナ 秋谷郁甫 兵頭功海 三浦誠己 やす(ずん)
石田ひかり 江口のりこ
薬師丸ひろ子
原作:山口つばさ『ブルーピリオド』(講談社「月刊アフタヌーン」連載)
監督:萩原健太郎
脚本:吉田玲子
音楽:小島裕規 “Yaffle”
主題歌:WurtS「NOISE」(EMI Records / W’s Project)
製作:映画「ブルーピリオド」製作委員会
制作プロダクション:C&Iエンタテインメント
配給:ワーナー・ブラザース映画 ©山口つばさ/講談社 ©2024映画「ブルーピリオド」製作委員会
公式サイト
公式X
公式Instagram 
#映画ブルーピリオド

1 2 3 4 5
error: Content is protected !!