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横顔が綺麗すぎる…JO1川西拓実を大スクリーンで眺める喜びとは? 映画『バジーノイズ』考察レビュー。珠玉の主題歌も解説

人気漫画が原作の映画『バジーノイズ』が5月3日から公開された。無口な主人公をJO1のメンバーである川西拓実が繊細に演じ、主題歌「surge」も担当した。今回はアーティストと俳優の2つの顔を持つ川西拓実の魅力とともに、作品の見どころについて解説レビューしていく。(文:紺野 真利子)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】

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【著者プロフィール:紺野 真利子】

エンタメ系ライター。映画誌やテレビ誌をメインに、俳優・アイドル・声優などのインタビュー記事やコラムを執筆中。好きなK-POPはBTS、SEVENTEEN、(G)-IDLE。好きな映画はマーベル全般、「スパイダーバース」シリーズ、「キングスマン」シリーズ、「プラダを着た悪魔」、「ラ・ラ・ランド」など。

儚くも美しい見事な”青春音楽映画”

©むつき潤・小学館/「バジーノイズ」製作委員会
©むつき潤小学館バジーノイズ製作委員会

映画『バジーノイズ』を観た。本作はどこまでも青色が続く美しい映像と、物語を鮮やかに彩る音楽、そして主演のJO1・川西拓実と桜田ひよりの、あまりにもエモくてキラキラした演技に胸が苦しくなったり、泣けるほど共感できる“青春音楽映画”だ。

川西が演じる清澄は、友達も恋人も何もいらない、ただ頭の中に流れる音を形にできればいいと思っている。マンションの管理人という仕事を淡々とこなし、仕事が終われば自宅にこもりDTMでひとり作曲と演奏に没頭する日々を送る…。

本作を鑑賞する前は、そんな無口で無表情で人付き合いが苦手な清澄を、「あの川西拓実さんが演じるの!?」と衝撃だった。「だって彼はJO1ですよ? あの爆イケなオーラ隠せる!?」と。

しかしスクリーンに映し出された清澄は、完全に清澄でしかなかった。もしかしたらJO1でのキレキレのパフォーマンスや、YouTubeなどでメンバーとわちゃわちゃ楽しそうにふざけている普段の川西の姿を知っていれば知っているほど、孤独感漂う清澄に衝撃を受けるかもしれない。

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