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映画『ギャラクシー街道 』<あらすじ、ネタバレ>世にも幸福な結末とは? 遠藤憲一“メンデス”の見せ場は? ラストまで紹介

text by 編集部
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ギャラクシー街道

映画「ギャラクシー街道 」の【あらすじ】、【ネタバレありあらすじ】を紹介。三谷幸喜監督作品。香取慎吾、綾瀬はるか、小栗旬、優香、西川貴教ら出演。スペースコロニーと地球の間の幹線道路を舞台に、人間と宇宙人たちが織り成す色恋沙汰を描いたSFコメディを、ラストまで徹底網羅!

映画『ギャラクシー街道 』のあらすじ

三谷幸喜監督
三谷幸喜【Getty Images】

 西暦2265年。スペースコロニー「うず潮」と地球を繋ぐ「ギャラクシー街道」には、シャトルバスの乗客目当ての飲食店が軒を連ねていた。かつては車通りも多く、栄えていたこの街道だが、現在は閑古鳥が鳴いており、閉鎖の噂が絶えない。

 しかし、この噂、どうやら本当になりそうだ。なぜなら、スペース国土交通省の役人ハシモト(段田安則)が、とある店で、ギャラクシー街道の閉鎖をめぐる調査報告書を書いていたからだ。

 その店とは、アース出身のノア(香取慎吾)が経営する「サンドサンドバーガー・コスモ店」だ。かつてはさまざまな異星人で賑わっていたが、現在は経営不振にあえいでおり、ノアは閉店を決意して、本社への帰国申請書を書いていた。

 お店の従業員はノア以外に2人。5年前に結婚した妻ノエ(綾瀬はるか)と、パートのハナ(大竹しのぶ)だ。しかし、ノエは最近家を空けることが多く、ノアは浮気を疑っていた。

 ただ、お店には、それでも、立地柄さまざまな異星人がやってくる。その日も、身体がびしょ濡れの宇宙人ズズ(西川貴教)がマグロバーガーを食べにやってきて、ノアに煙たがられていた。

 一方、ノエは、リフォーム業者のメンデス(遠藤憲一)から執拗なアプローチを受けていた。仕事でお願いしたにも関わらず、好意があると勘違いしてしまったのだ。想像力豊かなメンデスは、僕たちもう終わりなんですか、とノエに詰め寄り、ノエの拒絶を全く耳にしない。

 そんな中、店に、1組のカップルがやってくる。ノエは、女性の方がノアの元彼女のレイ(優香)だと気づき、ノアに知らせるべきか迷う。

 その頃、客引きのゼット(山本耕史)は、地球人ムタに、コールガールを買うよう迫っていた。生まれて初めての決断に戸惑うムタ(石丸幹二)は、とりあえぶハンバーガーを注文する。しかし、パート従業員のハナは、ムタの注文の内容が理解できない。

 注文が理解できず、ノアに叱られたハナは、パニックになって強力な電気を放電。店内を停電させてしまう。配電室のブレーカーを上げ、客に謝罪するノア。そんな彼に、レイが声をかける。

 思い出話に花を咲かせるノアとレイ。2人はかつて同じ劇団に在籍していた。劇団の看板女優だったレイは、ノアの理想の女性だったが、交際3年目のある日、ノアは、レイに「ハンバーガーの食べ方が汚い」というささいな理由から一方的に別れを告げる。

 レイは、アシヌス人の夫ババサヒブ(梶原善)を紹介する。ババサヒブは、元々宇宙学の教授で、女生徒に手を出して大学をクビになっていた。ノアは、未練がましく「幸せそうに見えない」と言うが、レイは「幸せでババサヒブを愛している」と返す。

 一方、ギャラクシー街道の閉鎖報告書を書いたハシモトは、「ギャラクシー街道を閉鎖すべし」と記入したところで、子供の頃に好きだったアニメの子犬や小鳥の幻覚をみる。

 そして、ついに赤い風船を持った謎の道化師(浅野和之)も登場。ノエとババサヒブに報告すると、ギャラクシー街道が存続のために見させている、と言う。ギャラクシー街道は長い年月をかけて生命を獲得したのだ。なお、ハシモトはこの幻が自分だけに見えていると思い込んでいたが、他の客にも普通に見えていた。

 その頃、コートを脱ぎ、SM嬢の格好になったメンデスは、「一生の思い出に1回だけ別れの挨拶をさせてくれ」と懇願。ノエとおでこを突き合わせ、満足そうに店を去る。

 一方、ムタは、ついにコールガールを頼むことを決意。しかし、契約を交わそうとすると、ゼットは、多額の入会金を要求する。ゼットは、残りのお金をコールガールのイルマ(ミラクルひかる)に払うよう伝え、店を出ていく。

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