もう一人の主人公・黒木との出会い
もう1人の主人公・黒木翔吾(横浜流星)は、かつての広岡と同じように、不可解な判定負けにより、失意の中にあった。
2人の出会いは、ある居酒屋。酷い騒ぎ方をしていた若者を注意し、逆ギレされた広岡は、その不良グループに囲まれてしまう。しかし広岡はその拳で彼らを簡単に返り討ちにしてしまう。同じ居酒屋で独り、飲んでいた黒木は、広岡の身の危険を案じ、顔を出すが、目の当たりにした広岡のパンチに魅了され、思わずその場で戦いを挑む。広岡は黒木が、不良グループの一員であると勘違いし、ノックアウトしてしまう。
これが黒木が人生で初めて味わう“ダウン”でもあった。
その後、黒木は広岡の居場所を突き止め、ボクシングを教えてほしいと懇願する。テストと称して黒木に河原の土手を走らせる広岡と佐瀬。しかし黒木は、そのテストにパスできなかった。黒木は走り込みを続け、再テストに臨み、合格を手にする。