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あの柱の評価が急上昇…ファン歓喜のサプライズ場面とは? 映画『鬼滅の刃 絆の奇跡、そして柱稽古へ 』考察&評価レビュー

text by 苫とり子

2月2日より公開中の映画『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」 絆の奇跡、そして柱稽古へ』。140か国以上で上映される本作は、公開からわずか3日間で動員44万3700人、興収6億4700万円を記録した。今回は、原作ファンの視点から劇場でしか味わえない魅力を紹介する。(文・苫とり子)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】

※本レビューでは映画の内容についてネタバレがあります。鑑賞前の方はご注意ください。
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【著者プロフィール:苫とり子】

1995年、岡山県生まれ。東京在住。演劇経験を活かし、エンタメライターとしてReal Sound、WEBザテレビジョン、シネマズプラス等にコラムやインタビュー記事を寄稿している。

スクリーンでしか味わえない魅力がたっぷり

(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
C吾峠呼世晴集英社アニプレックスufotable

大正時代、炭を売る心優しき少年・竈門炭治郎(花江夏樹)は一家の大黒柱として家族を支えながら幸せに暮らしていた。しかし、鬼に家族を殺されてからその日々は一変。唯一生き残るも、鬼に姿を変えられてしまった妹・禰豆子(鬼頭明里)を人間に戻すため、また家族の仇を取るために炭治郎は鬼狩りの道を進むーー。

『週刊少年ジャンプ』で2016年から2020年まで連載されていた、吾峠呼世晴による同名漫画を原作とした人気アニメ『鬼滅の刃』。

原作コミック第15巻から第16巻に収録の内容を映像化した「柱稽古編」が2024年春よりフジテレビ系にて放送開始となる。それに際し、現在、映画『「鬼滅の刃」 絆の奇跡、そして柱稽古へ』がワールドツアー上映中だ。

本作では、最初に2023年4月にテレビアニメとして放映された「刀鍛冶の里編」の第十一話を上映。その後、鬼の始祖・鬼舞辻無惨との決戦に向けて行われる“柱稽古”の開幕を描いた「柱稽古編」の第一話が先行上映される。

「もうテレビで観たし…」あるいは、「どうせテレビでも放送されるから」と鑑賞をためらっているなら、どうか考え直してほしい。今回の映画には、スクリーンでしか味わえない魅力がたっぷり詰まっているからだ。

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